Omniture Analyticsコンポーネント
Omnitureは、アプリに統合できるJARファイルを提供しています(APIキーには依存しません)。このJARファイルには、セキュリティキーなどの構成情報が格納されます。
Omniture Analyticsコンポーネントの構成
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Omniture Analyticsコンポーネントをアプリに読み込みます。アプリにコンポーネントを読み込む方法の詳細については、アプリ内のコンポーネントを追加または削除するを参照してください。
アプリにほかの分析コンポーネント(FlurryAnalyticsComponent、CrashlyticsComponent、ComScoreAnalyticsComponent、LoggerAnalyticsComponentなど)が読み込まれている場合は、すべて削除してください。
注: 読み込むことができるコンポーネントは、インターフェイスごとに1つだけです。たとえば、Flurry AnalyticsコンポーネントとOmniture Analyticsコンポーネントは、どちらも同じIAnalytics
インターフェイスを使用するため、両方を同時に読み込むことはできません。インターフェイスごとのコンポーネント一覧は、コンポーネントの概要を参照してください。 - アプリのフォルダ内に、AdobeMobileLibraryという名前のフォルダを作成します。
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この新しいAdobeMobileLibraryフォルダ内に、Adobeから提供されたJARファイルを配置します。
たとえば、JARファイルの名前がadobeMobileLibrary-4.6.1.jarの場合、ファイルのパスは「(アプリ名) > AdobeMobileLibrary > adobeMobileLibrary-4.6.1.jar」になります。
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AdobeMobileLibraryフォルダで、build.gradleファイルを開き、JARファイルへの参照を追加します。
configurations.create("default") artifacts.add("default", file('adobeMobileLibrary-4.6.1.jar'))
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アプリのsettings.gradleファイルに、AdobeMobileLibraryコンポーネントをインクルードします。
include ':app', ':AdobeMobileLibrary',
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OmnitureAnalyticsComponentフォルダで、build.gradleファイルを開き、AdobeMobileLibraryに対する依存関係が含まれていることを確認します。
dependencies { compile fileTree(dir: 'libs', include: ['*.jar']) compile project(':ModuleInterface') compile project(':AnalyticsInterface') compile project(':AdobeMobileLibrary') }
これにより、アプリでOmniture Analyticsを使用したアクティビティの追跡が開始されます。
タグ名のカスタマイズ
分析タグの名前はカスタマイズできます(タグはアクションや属性の名前です)。名前をカスタマイズすると、関心のあるアクティビティを識別しやすくなります。
すべての分析タグの一覧は、AnalyticsInterface > java > com.amazon.analytics > AnalyticsTags.java
で確認できます。
以下はタグの一例です。
public static final String ACTION_START_APP = "ACTION_START_APP";
ACTION_START_APP
(左側)がタグで、ACTION_START_APP
(右側)は、分析でのそのタグの表示方法です。この例では、どちらも同じになっています。この部分を、よりわかりやすい意味のある名前に変更できます。
タグを独自の名前にカスタマイズするには
- アプリのassets > configurationsディレクトリに移動します。
- このディレクトリに、OmnitureCustomAnalyticsTags.jsonという名前のJSONファイルを追加します。
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カスタマイズするタグを次の形式で追加します。
{ "タグ": "値", "タグ": "値" }
たとえば、
ACTION_START_APP
タグとACTION_SEARCH
タグをカスタマイズするには、これらを次のように追加します。{ "ACTION_START_APP":"アプリの起動", "ACTION_SEARCH": "検索" }
左側の値は、AnalyticsTags.javaの分析タグにマッピングされます。右側の値は、タグの新しい値にマッピングされます。
カスタマイズできないタグを追加すると、タグをカスタマイズできないことを示す警告がログに表示されます。このカスタマイズは無視されます。