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Fire TV対応アプリ・ゲームの開発について

Fire TV対応アプリ・ゲームの開発について

Fire TV対応のアプリを開発する場合は、スキル(Java開発者、ウェブ開発者、コンテンツ開発者)やプラットフォーム(Android、HTML5ウェブアプリ)、必要な機能(広告、認証など)に応じて、さまざまなフレームワークやオプションから選択することができます。アプリの開発に着手する際には、以下の情報が役に立ちます。

Fire TV対応アプリの開発オプション

Amazon Fire TV対応アプリの開発には、さまざまなオプションがあります。

  • Androidアプリのカスタマイズ: Fire TV対応アプリの開発では、TVアプリを作成するためのAndroidツール(Android StudioAndroidフレームワークなど)を使用することをお勧めします。Androidのドキュメントには、アプリの開発に役立つサンプルコード、ドキュメント、ガイドラインが用意されています。大まかな手順のチュートリアルとして、Fire TV対応Androidアプリの作成方法も参照してください。Fire TVはAndroidをベースとしているため、Androidで動作するほとんどのアプリはFire TVでも動作します。違いは、サービスだけです。Fire TVには、Googleのサービスではなく、Amazonのサービスを使用する必要があります(Fire TVとAndroid TVにおける開発の違いを参照してください)。また、Fire OSの3つのバージョンにも対応する必要があります。

    • Fire OS 5: Android 5.1ベース(Lollipop、APIレベル22)
    • Fire OS 6: Android 7.1ベース(Nougat、APIレベル25)
    • Fire OS 7: Android 9ベース(Pie、APIレベル28)
  • Fire App Builder: Fire App Builderは、Fire TVメディアアプリ作成用にAmazonが構築した堅牢な開発フレームワークです。Javaをベースにしており、Android StudioやGradleなど、Android開発に広く使用されているツールを使用できます。Fire App Builderでアプリを作成するときは、一連のJSONファイルを通じてデータフィード、画面レイアウト、および各機能の設定を構成します。同様に、Javaのコーディングをしなくても、設定ファイルの簡単な変更で、アプリのルックアンドフィールをカスタマイズできます。Fire App Builderは、Javaの高度なプログラミングスキルがなくても、高品質なメディアアプリを作成できるよう設計されています。しかも、拡張も可能です。Javaでのコーディングに精通している場合は、Fire App Builderをベースとして、さらに高度な機能を追加することができます。詳細については、Fire App Builder: A Starter Kit for Java-based Amazon Fire TV and Android Apps(英語のみ)を参照してください。

  • ゲームアプリ: サードパーティが開発したフレームワークでも、Androidで動作するものが多いため、ゲームアプリの開発には多くの選択肢があります。Unity、Cocos2d-x、GameMaker、またはモバイルアプリ開発者がよく使うほかのシステムに精通している場合、Fire TV対応ゲームのパッケージングは容易です。APKファイルを生成できれば、Fire TVにインストールできます。

適切な選択肢を検討する際には、ご自身のスキルを考慮してください。得意とするのはJavaベースのAndroid開発でしょうか。HTML5/ウェブ開発でしょうか。それともコンテンツ開発でしょうか。 経験とアプリの要件に合った方法を選んでください。

Amazon Fire TV対応Androidアプリの開発

JavaでAndroid開発を行っている方のために、Amazon Fire TVでは、Android開発で使用されているものと同じツール、IDE、APIが使用されています。独自のアプリをゼロから開発する場合は、次のトピックを参照してください。

Android開発の経験が豊富な方は、Fire OSを対象とする開発とAndroidを対象とする開発の違いも確認しておいてください。

Amazon Fire TV対応HTML5ウェブアプリ開発

ウェブアプリの開発に関するヒントについては、ウェブアプリの開発についてを参照してください。

Amazon Fire TV対応アプリに使用されるAPI

Amazon Fire TV対応アプリを作成する際、堅牢性を高めるためにほかのAmazon APIを実装することもできます。

  • アプリ内課金(IAP)API: Fire TVを購入し、Amazonアカウントに登録すると、自動的にAmazon支払いプロファイルが設定され、追加の設定をすることなく、アプリやアプリ内課金アイテムを購入できるようになります。Amazon Fire TVとFire TV Stickは、Amazonアプリ内課金のAPIをサポートしているため、消費型アイテムや非消費型アイテムのほか、定期購入もアプリ内で販売することができます。
  • Amazon Fling SDK: Amazon Fling SDKを使用すると、スマートフォンやタブレットに表示される画面を直接TVに転送することができます。アプリを2画面に拡張することにより、複数のユーザーでアプリを利用することができます。

Fire TV APIとSDKの詳細については、Amazon SDKを参照してください。

デバイスとメディアの仕様

Amazon Fire TVでサポートされるメディア、デバイス、仕様(ビデオの形式、DRM、コーデック、解像度など)については、Fire TVのデバイス仕様を参照してください。それぞれのデバイスに関する、詳細の仕様を確認できます。

一般に、Fire TVには柔軟性があり、幅広い種類のアプリで高いパフォーマンスを提供します。パワフルなクアッドコアCPUと、専用のGPUを備えています。最新のAmazon Fire TVのハードウェアは、2GBのRAMと8GBの内部ストレージを備え、4Kビデオの出力、HDR、ドルビーアトモスオーディオに対応しています。これらの機能を備えるFire TVでは、メディアのストリーミングはもちろんのこと、あらゆる種類のアプリやゲームを実行できます。

Amazon Fire TVに関するフォーラム

ご不明な点やご質問、ご意見などがある場合は、Amazon開発者フォーラムのFire TVとFire TV Stickのカテゴリーを利用してください。


Last updated: 2024年10月29日