Fire TV統合SDKサンプルリファレンスアプリのセットアップ
Fire TV統合SDK機能を使用するほとんどの開発者は、既に堅牢なFire TV対応アプリを開発しています。ただし、独自のアプリに直接変更を加えることなく、Fire TV統合SDKのワークフローを確認することが必要になる場合もよくあります。Amazonでは、機能統合の動作を示すための構成とセットアップを含むサンプルリファレンスアプリを提供しています。このサンプルリファレンスアプリを使用して機能を確認し、機能の詳細を把握した後で、独自のアプリで同じプロセスを再確認できます。
必要であれば、最初にサンプルリファレンスアプリを編集するのではなく、独自のFire TV対応アプリを直接更新することもできます。このドキュメントでは、サンプルリファレンスアプリを更新する場合と独自のアプリを使用する場合の両方のシナリオを考慮して説明を進めます。
- Fire TV統合SDKサンプルリファレンスアプリについて
- Android Studio
- コンテンツパーソナライゼーション機能付きFire TV対応サンプルアプリのダウンロード
- Android StudioでFire TV対応サンプルアプリを開く方法
- 次のステップ
Fire TV統合SDKサンプルリファレンスアプリについて
このサンプルアプリは、Fire TV統合SDKを組み込んだ基本的なAndroidアプリです。
また、このサンプルアプリは、アプリを開発するための土台やテンプレートとしてではなく、ドキュメントを補足するガイドとして使用するためのものです。Fire TV統合SDKを使用するほぼすべてのビデオパートナーは、既にアプリを独自開発しています。このサンプルアプリでは、一部の統合手順についてのコンテキストのみを提供します。
Fire TV統合SDKサンプルリファレンスアプリを実行すると、次のようになります。
Android Studio
サンプルリファレンスアプリを利用するには、Androidプロジェクトの公式IDEであるAndroid Studioをインストールする必要があります。Android Studioには、AndroidプロジェクトをコンパイルしてAPKを作成するためのJDKのバンドル版が含まれています。ご自身のコンピューター上にAndroid Studio開発環境をセットアップする方法については、Getting Started with Android Studioを参照してください。
サンプルリファレンスアプリでは、Android Studioと共に特定のSDKツールとAPIをインストールする必要があります。事前にスタンドアロンのSDK Managerからこれらのツールを選択する必要はありません。サンプルリファレンスアプリプロジェクトを開くと、Android Studioに不足しているビルドツールやAPIをインストールするよう促されます。
コンテンツパーソナライゼーション機能付きFire TV対応サンプルアプリのダウンロード
このサンプルリファレンスアプリをダウンロードするには、次の手順を実行します。
- GitHubリポジトリ(英語のみ)にアクセスします。
- [Code] > [Download ZIP] の順にクリックします。
- zipファイルをアクセスしやすい場所に保存し、展開します。
- Android StudioではVCSマッピングの識別が試行されるため、不要であれば、
.git
フォルダを削除します。
Android StudioでFire TV対応サンプルアプリを開く方法
Android Studioでプロジェクトを開き、アプリをビルドします。
- Android Studioを起動します。
- ようこそダイアログで、[Open an existing Android Studio project] をクリックします。
-
appディレクトリの親ディレクトリ(ftv-integration-sample-appなど)を選択し、[Open] をクリックします。
プロジェクトを初めて開いたときに、Android StudioでAndroid SDKの場所が正しくないことが検出され、コンピューターにマッピングされたパスが提示されることがあります。この場合は提示された内容に同意します。
さらに、「Invalid VCS root mapping」と表示されることもあります。 このプロンプトは、プロジェクトの
.git
フォルダ(非表示)を削除すると消えます。Gradleがプロジェクトのビルドを開始します。Gradleのアップデートを促すメッセージが表示された場合は、[Don't remind me again for this project] をクリックします。
ヒント: ビルドの処理中にAndroid Studioのフッターにある [Build] ボタンをクリックすると、Gradleコンソールが開き、Gradleビルドの進行状況を確認できます。これにより、ビルドが成功したか、Android Studioでほかのダウンロードが必要かどうかを知ることができます。Gradleがビルドを終了するまで待ちます。初めてプロジェクトを開いた際は、Gradleがプロジェクトをビルドするまでに数分程度かかる場合があります。この時間は、Gradleがダウンロードする必要があるアセット、ネットワークの速度、プロセッサの速度によって変わります。それ以降の所要時間は短くなります。必要なライブラリやファイルがAndroid Studioになく、インストールするよう求められた場合は、指示に従ってインストールします。
Gradleによるプロジェクトのビルドが終了すると、[Build] タブに正常終了を示す緑色のチェックマークが表示されます。
ビルドエラーが発生した場合は、[Build] > [Rebuild Project] の順にクリックして、プロジェクトを再ビルドします。
次のステップ
次は、さまざまなデータの種類を見ていきますが、まず視聴アクティビティについて説明します。
Last updated: 2024年1月24日