用語集
用語集
A
- アプリ(app)
- アプリはAmazonアプリストアに表示されます。1つのアプリに、さまざまなデバイスやロケール向けに設計された複数のAPKが存在することもあります。
- APK
- Android Package Kitの略称。ユーザーがAmazonアプリストアからアプリをインストールする際に、APKファイルもデバイスにダウンロードされます。
- Alexaスキル(Alexa skill)
- Alexaの機能や能力。Alexaはビルトインのスキルセット(音楽の再生など)を提供しています。開発者はこのAlexa Skills Kitを使用して、Alexaに新しいスキルを組み込むことができます。スキルには、開発者コンソールで指定されるコード(クラウドベースサービスの形式)と構成が含まれています。
- Alexa対応音声認識リモコン(Alexa Voice Remote)
- 音声ボタンを備える、Fire TV用のリモコン。この音声認識リモコンにはマイクアレイが搭載されているため、たとえTVから離れていても、近くにいるかのように操作できます。
- AWS Lambda
- AWSのコンピューティングサービス。イベントに応じてコードを実行し、開発者の代わりにコンピューティングリソースを自動的に管理します。これにより、サーバーを管理せずにクラウド内でコード(Lambda関数と呼ばれます)を実行できます。スキルのコードはLambda関数としてホストする必要があり、スマートホームスキルに必要です。カスタムスキルのサービスでLambda関数を使用することもできます。AWS Lambdaはアマゾンウェブサービスによって提供されるサービスです。
- AWS Lambda関数(AWS Lambda function)
- AWS Lambdaにアップロードされるコード。Lambdaは、Node.js、Java、Python、C#でのコーディングに対応しています。スマートホームスキルはLambda関数として実装する必要があります。カスタムスキルのサービスでLambda関数を使用することもできます。
B
- バイナリ(binary)
- Android App Bundle(AAB)またはAPKファイルを指します。「バイナリターゲティング」や「デバイスターゲティング」とは、マニフェストに基づいてバイナリファイルで利用可能なデバイスを絞り込むことです。
- build.gradleファイル(build.gradle file)
- ビルドの依存関係が宣言されているAPKのファイル。build.gradleファイルには
minSdkVersion
とversionCode
を指定します。これは、デバイスの互換性を決めるAmazonアプリストアのフィルタリングロジックに影響を与えます。Android Studioプロジェクトごとに2つのbuild.gradle
ファイルがあります。1つはプロジェクトレベルの構成ファイル(プロジェクトのルートディレクトリに存在)で、もう1つはアプリレベルの構成ファイル(app
と呼ばれるフォルダに存在)です。デバイスのフィルタリングでは、マニフェスト関連のすべての設定がアプリレベルのbuild.gradleファイルに存在します。
C
- カタログ(Catalog)
- アプリのメディアを示すインデックスを指します。カタログ統合とは、カタログをAmazonに申請することで、コンテンツがユーザーに表示されるようにするプロセスのことです。カタログデータ形式スキーマに準拠したカタログファイルで、対象のメディア(映画、TV番組)に関するすべてのメタデータを定義します。Amazonにカタログファイルをアップロードすると、Fire TVやその他のデバイス(Echo ShowやEcho Spot)でユニバーサル検索を通じて対象のコンテンツを検出できるようになります。カタログ統合は、コンテンツを検出可能にするプロセスの一部にすぎません。Fire TVやEcho Showに実装するには、CDFファイルの申請に加えて追加の手順が必要です。例については、Fire TVのユニバーサル検索・閲覧を始めるを参照してください。
- 互換性(compatibility)
- マニフェストとbuild.gradleファイルにおけるAPIレベル、機能、そのほかの属性に基づく、デバイスとAPKの適合性。アプリとデバイスの互換性がない場合、ユーザーはAmazonアプリストアから自分のデバイスにアプリをインストールすることができません。
- Cordova
- Apache Cordovaは、HTML5ウェブアプリでAndroidのネイティブ機能をウェブアプリに追加できるラッパーを提供しています。Cordovaを使用することで、ウェブアプリのAPKファイルを作成できます。
D
- デバッグAPK(debug APK)
- ウェブアプリの審査が申請されると、Amazonは申請されたアプリをAndroidアプリケーションパッケージファイルに変換します。APKは、Amazonアプリストアで配信するために必要な形式です。APKのコピーは、開発者ポータルの [デバッグパッケージ] リンクからダウンロードできます。このAPKを使用して、Amazon Fire TVデバイスやFireタブレットなどのAndroidベースのデバイスでテストとデバッグを行うことができます。デバッグ用APKをインストール・実行してアプリをテストする方法を参照してください。
- ディープリンク(deep linking)
- ディープリンクは、Fire TVのデフォルトのメディアプレーヤーでメディアを再生する代わりに、サードパーティのアプリを直接起動してメディアを再生します。Fire TVのユニバーサル検索(音声検索またはテキスト検索)を使用してメディアを検索すると、検索結果ページにメディアの検索結果が表示されます。ディープリンクでは、検索結果のメディアをFire TVのデフォルトのメディアプレーヤーで再生するのではなく、サードパーティのアプリを起動して再生します。
- デバイス(device)
- APKがインストールされるタブレット、TVなど。APKのサポート対象として表示されるデバイスのリストには、AmazonおよびAndroidのデバイスが含まれます。これは、AmazonアプリがAndroid用AmazonアプリストアアプリからAndroidデバイスにインストールされるためです。
- デバイスフィルタリング(device filtering)
- APKマニフェストとbuild.gradleファイルにおける機能、APIレベル、そのほかの属性に基づいて、アプリをインストールできるデバイスを自動的に判断するプロセス。マニフェスト(およびbuild.gradleファイル)で宣言されている機能は、アプリと互換性のあるデバイスを判断するためのフィルターとして機能します。Amazonでサポートされているフィルターの詳細については、Amazonアプリストアでサポートされているマニフェストフィルターを参照してください。
- デバイスターゲティング(device targeting)
- 特定のデバイスと互換性を持たせるために意図的にアプリを設計することです(デバイスフィルタリングと似ています)。複数のAPKをアップロードする場合、追加のAPKに対するデバイスサポートを判断するためのフィルターは自動的に実行されません。サポートするデバイスをAPKごとに手動で選択することになります。APKが複数ある場合のデバイスサポートの手動選択を、デバイスターゲティングと呼ぶことがあります。
F
- ファーフィールド(far-field)
- Fire TVとペアリングされたEchoデバイスを使用して音声コマンドを実行すること。
- Fire TV Cube(日本未対応)
- ハンズフリーのTV操作(ファーフィールド音声制御)を最初に提供したFire TVデバイス。コンテンツへのアクセスや起動、制御、TVやAV機器の電源投入、入力の切り替え、音量調整、コンテンツの検索など、さまざまな操作をリモコンを使わず遠隔から音声で実行できます。詳細については、デバイスの仕様: Fire TV Cubeを参照してください。
- カタログ(Catalog)
- Fire TVのメディアを示すインデックス。メディアカタログをAmazonに申請して統合すると、Amazonデバイスからコンテンツを検索して再生できるようになります。統合後、ユーザーが(音声検索またはテキスト検索で)コンテンツを検索したときに、Fire TVのホーム画面で検出できるようになります。詳細については、カタログ統合についてを参照してください。
- Fire TVランチャー(Fire TV launcher)
- Androidランチャーと異なり、Fire TVランチャーはFireデバイスでデフォルトで使用されるランチャーです。通常、ランチャーとは、アプリ、設定、ナビゲーションを整理してまとめたUIを指します。オペレーティングシステムの一番上にあるUIです。
H
- ホストアプリ(hosted app)
- アセットがウェブサーバーにホストされているアプリです。クライアントはホストに接続し、アプリのアセットをデバイスにダウンロードしてからアプリを実行します。
- HTML5ハイブリッドアプリ(HTML5 hybrid apps)
- ユーザーインターフェイスにウェブコンテンツを使用するプラットフォームネイティブなアプリ。
I
- インテント(intent)
- デバイス上で任意のサービスによって実行される操作を記述したメッセージ。Intent(英語のみ)を参照してください。
G
L
M
- マニフェスト(manifest)
- アプリの機能やアクティビティを記述する、APKの必須ファイル。マニフェストと
build.gradle
ファイルは、アプリと互換性のあるデバイスを判断するために使用されます。 - メディアカタログ(media catalog)
- Amazonカタログに組み込んでコンテンツを検索できるようにするためのアプリのメディアリスト。
N
- ニアフィールド(near-field)
- Fire TV音声認識リモコンを使用して音声コマンドを実行すること。新しいFire TV Cubeの場合、Fire TV Cubeへのリクエストによってデバイス上のAlexaが初期化されます。そのため、マイクアレイを使用していてもニアフィールドエクスペリエンスになります。
P
- パッケージ名(package name)
- Amazonアプリストアのアプリに一意の識別子を与える、マニフェストの属性(
package
)。アプリのパッケージ名は同じ名前を維持する必要があり、新しいリリースに伴って変更することはできません。同じアプリに複数のAPKを追加する場合は、どのAPKも同じパッケージ名を使用する必要があります。ただし、公開アプリが異なる場合は、異なるパッケージ名を指定する必要があります。また、パッケージ名にamazon
を含めることはできません。 - パッケージアプリ(packaged app)
- クライアント側のウェブ標準に準拠した本格的なアプリで、アセットがZIPアーカイブにバンドルされて配信されます。
T
U
- ユニバーサル検索(universal search)
- Fire TVでカタログに統合されているあらゆるアプリのコンテンツを検索できる機能。ユニバーサル検索は、音声またはテキストを使用して開始できます。デフォルトでは、音声検索はすべてユニバーサル検索になります。Fire TV UI内の検索ボタンを使用した検索(個々のアプリ内で提供される検索ではありません)もユニバーサル検索になります。
- 発話(utterance)
- ユーザーが行いたいことをAlexaに知らせる、またはAlexaからの質問に答えるために言うフレーズ。
V
- ビデオスキルAPI(Video Skill API)
- Alexa対応デバイスを使用してビデオデバイスやストリーミングサービスのファーフィールド音声制御を行うためのAPIセット。詳細については、Fire TV対応アプリ用VSK(Video Skills Kit)についてを参照してください。
Last updated: 2023年10月2日