コンテンツのパーソナライゼーションの概要
Amazon Fire TVでは、コンテンツパーソナライゼーションを通じてユーザーにパーソナライズされたエクスペリエンスを提供し、より関連性の高いコンテンツをアプリで紹介することができます。このドキュメントでは、コンテンツパーソナライゼーションAPIの概要と、コンテンツのパーソナライゼーション機能のデータ要件について説明します。
- この統合に使用されるデータの種類については、データの種類を参照してください。
- 段階的な統合を開始するには、Fire TV統合SDKについてを参照してください。
ユーザーエクスペリエンスの向上
コンテンツパーソナライゼーションAPIを使用してユーザーのアクティビティをFire TVと共有すると、ユーザーはよりパーソナライズされた映画やTV番組を見つけることができるようになります。視聴アクティビティ、ウォッチリストへの追加、DVR録画、購入に関する情報をFire TVに提供することで、ユーザーは進行中のコンテンツをより簡単に再開でき、新しい映画やTV番組が的確におすすめされるようになります。
これらの機能の例を以下に示します。
視聴の継続
ユーザーの視聴履歴に基づいて、[続きを観る] 行に進行中の映画やTV番組、また以前に完了したシリーズの新しいエピソードが表示されます。
おすすめのビデオ
今後、Fire TVの [次のおすすめの作品] などの行に、さまざまなストリーミングアプリで視聴できる映画やTV番組のおすすめが表示されるようになります。おすすめを紹介する行には、共有されたユーザーの視聴履歴に基づいて、ユーザーが関心を持つ可能性が高いコンテンツがより的確に表示されます。
ユーザーによるオプトイン
ユーザーは、コンテンツパーソナライゼーションAPIを通じて、視聴やコンテンツに関する情報の共有をオプトインするかどうかを選択します。
ユーザーによるオプトインの状態 | 結果 |
---|---|
○ | ユーザーエクスペリエンスは、コンテンツパーソナライゼーションAPIを通じてパーソナライズされます。 |
× | ユーザーエクスペリエンスは、コンテンツパーソナライゼーションAPIを通じてパーソナライズされません。 |
必要なデータ
コンテンツパーソナライゼーションAPIは、コンテンツのパーソナライゼーション機能を有効にするために次の種類のデータを必要とします。
データの種類 | 説明 | このデータの使用例 |
---|---|---|
視聴アクティビティ | ユーザーによるコンテンツの再生。 | Fire TVは、このデータを使用して、ユーザーがアプリで視聴していたコンテンツに簡単に戻ることができるようにします。このデータは、[次のおすすめの作品] などのおすすめのカルーセルでも使用する場合があります。 |
個別のエンタイトルメント | 定期購入のエンタイトルメントに含まれない購入、レンタル、録画。 | Fire TVは、定期購入のエンタイトルメント情報を使用し、行作成に適したエンタイトルメントを特定して、詳細ページを適切なプロバイダーで更新する場合があります。また、購入、レンタル、DVRの録画を [マイコンテンツ] ページに追加する場合もあります。 |
ウォッチリスト | ユーザーのウォッチリストにおけるコンテンツの追加または削除。 | [マイコンテンツ] ページにウォッチリストのアイテムを含める場合があります。 |
必要なデータの詳細については、データの種類のリファレンスを参照してください。
次のステップ
機能の概要説明は以上です。Fire TV統合SDKについてに進んでください。このページの手順を完了したら、視聴アクティビティから始めて、コンテンツパーソナライゼーションAPIで使用されるさまざまなデータの種類を見てみましょう。
データにアクセスできない場合やデータを変換する必要がある場合は、この統合にかかる時間が長くなる可能性があります。データの種類を参考にして、アプリのデータがリクエストされた形式で格納されていることを確認できます。
Last updated: 2024年2月22日