スマートホームテストを使用する
スマートホームテストを使用すると、Alexaスマートホームスキルで一連のテストを自動化できます。自動化されたテストは、スキルにディレクティブを送信し、状態が正しく設定されているかを確認します。スマートホームテストツールを使うことで、Alexaインターフェースがスキルに正しく実装されていることを確認できます。その他のテストツールの詳細については、スマートホームスキルのテストとデバッグを参照してください。
スマートホームテストツールでは、次のAlexaインターフェースのテストを自動化できます: BrightnessController、ColorController、ColorTemperatureController、PowerController、ThermostatController。
概要
スマートホームテストは、Alexa開発者コンソールで実行します。各スマートホームテストがスキルのディレクティブを送信し、想定されるデバイスの状態と実際のデバイスの状態を比較します。テストの結果は、コンソールで確認できます。各テストの内容を確認する場合は、コンソールからダウンロードすることも、GitHub(alexa/alexa-smarthome/capability_evaluations/test_plans/)で確認することもできます。
スマートホームスキルの認定申請前にスマートホームテストを行うことにより、認定審査中に発生する可能性のあるエラーを減らすことができます。スマートホームスキルテストの結果が正常だったとしても、認定が保証されるわけではありません。認定の詳細については、スマートホームスキル公開のガイド、Works with Alexa認定の概要を参照してください。
以下は、Alexa開発者コンソールのスマートホームテストページの画像です。
テストの実施
スマートホームスキルで新規にテストを行うには、以下の手順を実施します。
スキルのテストを実行する
- Alexa開発者コンソールを開いて、ログインします。
- テストを行うスマートホームスキル名をクリックします。
- テストリンクをクリックしてテストページを開きます。
- スマートホームテストオプションを選択します。
- デバイスでは、スキルをテストするデバイスを選択します。
- 機能では、テストを行うAlexaインターフェースを1つ以上選択します。1つのテストに複数のインターフェースを選択できます。一部のインターフェースでは追加の情報が必要になります。たとえば、Alexa.ThermostatControllerを選択した場合、温度の単位として摂氏か華氏を選択します。
- テストの実行をクリックします。
テストのステータス
テストの実行中は、ステータスが処理中と表示されます。テストが完了すると、ステータスが合格、失敗、エラーのいずれかに変わります。
有効なステータスは次のとおりです。
- 処理中 – テストは現在実行中です。
- 合格 – テストが完了し、すべてのテストケースが正常に処理されました。
- 不合格 – テストが完了しましたが、1つ以上のテストケースが正常に処理されませんでした。
- エラー – テストを実行できませんでした。たとえば、テストデバイスに電源が入っていなかった場合などが考えられます。
テストの管理
すべてのテストは、テストページのテスト結果セクションに表示されます。それぞれのテスト結果を展開すると、テストの詳細を確認できます。テスト結果は、30日間、テスト結果セクションに表示されます。
結果をフィルタリングするには、テスト結果を表示する前にメニューを使用します。デバイス、インターフェース、ステータス、テストからの経過時間でフィルタリングできます。
アクション列のメニューを使うと、テスト結果を管理できます。アクションメニューでは、次のことができます。
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新規実行 – 同じオプションを指定して前回のテストをやり直します。たとえば、コードを更新して失敗したテストを再実行する場合などです。
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テスト結果のダウンロード – 想定される状態と実際の状態を含むテストの詳細をダウンロードします。
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テストケースのダウンロード – テストケースをダウンロードします。
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最終更新日: 2021 年 04 月 06 日