クイックスタート: Alexa Skills Kitコマンドラインインターフェース(ASK CLI)
Alexa Skills Kitコマンドラインインターフェース(ASK CLI)は、Alexaスキル、および連携するAWS Lambda関数などを管理するために使用できるツールです。ASK CLIを使ってスキル管理APIにアクセスすると、コマンドラインからコードベースでAlexaスキルの管理ができるようになります。
- ASK CLIについては、ASK CLIの概要を参照してください。
- ASK CLIコマンドリファレンスについては、ASK CLIコマンドリファレンスを参照してください。
ステップ1: ASK CLIの使用要件
ASK CLIをインストールする前に、次の前提条件を満たしていることを確認してください。
- Amazon開発者アカウント。サインアップは無料です。
- Node.jsおよび
npm
。Node.jsに付属しています。ASK CLIが要求するのはNode.jsバージョン14以上ですが、Node.jsの現行リリースまたはアクティブなLTSバージョンを使用することをお勧めします。Node.jsをインストールまたは更新する方法については、Node.jsのダウンロードページを参照してください。Node.jsの使用バージョンを確認するには、コマンドプロンプトからnode --version
と入力します。 - Git。Gitリポジトリのテンプレートからスキルをクローンします。GitのドキュメントでGitのインストールを参照してください。
重要: ASK CLIを使ってAlexa-hostedスキルを作成する場合、Gitをインストールする必要があります。注: https://git-scm.com/download/winからGit for Windowsをインストールする場合は、インストール中にEnable symbolic linksオプションを選択してください。
ステップ2: AWS IAMユーザーのセットアップ
スキルのバックエンドロジックのホスティングにAWS Lambdaを使用する場合は、AWSの認証情報が必要です。AWS認証情報がセットアップされており、ASK CLIをインストールするコンピューターに適切な権限があることを確認します。詳細については、 AWS認証情報を作成するを参照してください。
AWS Lambdaを使用していない場合は、スキルで独自のエンドポイントを指定できます。ASK CLIは引き続きスキルのモデルの管理に使用できます。
ステップ3: ASK CLIのインストールと初期化
npm
を使用してASK CLIをインストールします。
npm install -g --production windows-build-tools
と入力します。ASK CLIをインストールするには以下の手順を実行します。
- インストールは、管理者またはスーパーユーザーとして実行する必要がある場合があります。Windowsでは、管理者として実行オプションを使用してPowerShellを開きます。LinuxまたはmacOSでは、
sudo
を使用します。 -
コマンドプロンプトを開いて、
npm install -g ask-cli
と入力します。注: Alexa-hostedスキルのみを使用する場合、ASK CLIのセットアップ中にAWSアカウントをリンクする必要はありません。
既にASK CLIがインストールされており、最新のバージョンに更新する場合は、新規ユーザーと同じ方法でインストールします。
ASK CLIの初回使用時には、AmazonおよびAWS認証情報でask configure
コマンドを使用してASK CLIを初期化する必要があります。詳細については、configureコマンドを参照してください。ask configure
コマンドはASKプロファイルに名前を付け、使用するAWSプロファイルを選択するようユーザーに指示します。その後ブラウザが開き、Amazon開発者アカウントにサインインできます。ブラウザがインストールされていないコンピューターを使用している場合は、ask configure --no-browser
コマンドを使用して初期化を完了できます。初期化が完了すると、スキルの管理にASK CLIを使用できるようになります。
ステップ4: ASK CLIコマンドを使用したスキル管理
ASK CLIコマンドを使用してスキルを管理します。たとえば、次のようなことが可能です。
-
ask newコマンドを使って、テンプレートから新しいスキルプロジェクトを作成します。新しく作成されたスキルプロジェクトのフォルダには必要なファイルがすべて含まれており、最小限の変更でデプロイが可能です。詳細については、新しいスキルプロジェクトを作成するを参照してください。
-
スキルプロジェクトのディレクトリで ask deployコマンドを実行して、開発者アカウントにスキルをデプロイします。AWS認証情報が既にセットアップされており、スキルがAWS Lambdaを使用するよう設定されている場合、このコマンドでスキルコードが自動的にデプロイされます。詳細については、スキルプロジェクトを開発中ステージにデプロイするを参照してください。
ステップ5: ローカルでのスキルのテスト
ask runコマンドを使用すると、デバッグセッションが開始され、ローカルで開発しているスキルのテストを実行できます。次に、ask dialogを実行して、ローカルでスキルにリクエストを送信します。詳細と前提条件については、ローカルでスキルをテストするを参照してください。
ステップ6: スキルのテスト
ask deployコマンドを使用すると、スキルが自動的にテスト可能になります。スキルが既にデプロイされている場合は、ask dialogコマンドを使用して、デプロイされたスキルにリクエストを送信します。詳細については、スキルのテストを参照してください。
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最終更新日: 2023 年 05 月 15 日