Amazon開発者アカウントの表示と管理
Amazon開発者アカウントをお持ちの場合、Amazon開発者ダッシュボードからアカウント詳細の表示や管理が可能です。開発者アカウントを作成すると、Alexa Skills Kit(ASK)ソフトウェアやツールを使ってAlexaスキルを作成し、公開することができます。ASKの詳細については、Alexa Skills Kitとは?を参照してください。 Amazon開発者アカウントを作成するには、Amazon開発者アカウントを作成するを参照してください。
アカウント設定や開発者情報の更新、支払い情報や税に関する情報の追加、ユーザー権限の管理を行うには、次の手順を実施します。複数の開発者でスキルの開発を行う場合、開発者アカウントにユーザーを追加してAlexaスキル開発にアクセスできるようにすることができます。
アカウント設定の表示
Amazon開発者アカウントをお持ちの場合、サインインしてAmazon開発者ダッシュボードからアカウント設定を確認できます。
Amazon開発者アカウントの設定を表示する
-
Amazon開発者ダッシュボードにサインインします。
- ダッシュボードで、設定タブをクリックします。
- 表示や更新を行うアカウント情報のタブをクリックします。
デフォルトでは、ダッシュボードにマイアカウントタブが表示されます。
以下の表は、設定で選択できるタブの一覧です。一部の設定を表示するには、アカウント管理者の役割が必要です。
タブ | 説明 |
---|---|
マイアカウント |
名前、Eメールアドレス、電話番号といった連絡先情報です。役割を確認することもできます。アカウントオーナーの場合、デフォルトの役割は管理者となります。ただし、別の開発者のアカウントを共有している場合は別の役割が表示されることもあります。詳細については、ユーザー権限の管理を参照してください。連絡先情報を変更するには、アカウント設定の更新を参照してください。 注: 1つのAmazonアカウントに登録できる携帯電話番号は1つのみです。
|
開発者情報 |
会社の連絡先情報です。Amazon開発者アカウントは、個人でも会社でも開設できます。Amazonでは、会社に属していなくてもアカウントを開設できます。会社の連絡先情報を更新するには、開発者情報の更新を参照してください。 |
支払い情報 |
銀行名や支店コードといった支払い情報です。Alexaスキルでスキル内商品を提供する予定がある場合、支払い情報を必ず入力してください。Amazonでは、支払い情報を保護するため2段階認証を採用しています。支払い情報の追加や更新については、支払い情報の登録を参照してください。スキル内で商品を提供する方法の詳細については、Alexaスキルを使用した商品の販売を参照してください。 |
税に関する情報 |
Alexaスキルから収益を得るには、納税者確認インタビューを完了する必要があります。インタビューでAmazonに納税者情報を提供することで、Amazonからロイヤリティやその他の支払いを受け取れるようになります。税に関する情報の追加や更新を行うには、納税者確認インタビューの記入を参照してください。 |
ユーザー権限 |
アカウントに登録されたユーザーの一覧です。複数のユーザーでユーザーの開発や認定申請を行っている場合、これらのユーザーにアカウントへのアクセス権限を付与できます。詳細については、ユーザー権限の管理を参照してください。 |
モバイル広告 |
このタブは、Alexaスキルには適用されません。 |
ID |
このタブは、Alexaスキルには適用されません。 |
セキュリティプロファイル |
このタブは、Alexaスキルには適用されません。 |
アカウント設定の更新
マイアカウントタブでは、Eメールアドレス、電話番号、パスワードといったアカウントの詳細を変更できます。
アカウント設定を変更する
- Amazon開発者ダッシュボードにサインインします。
- ダッシュボードで、設定タブをクリックします。
- マイアカウントタブをクリックします。
- 編集をクリックします。
- 変更する設定を探し、編集をクリックします。
- 情報を更新したら、変更内容を保存をクリックします。
Eメールアドレスを変更する場合、Amazonから新しいEメールアドレス宛にワンタイムパスワード(OTP)が届きます。Eメールを開いてOTPを入手したら、確認コードを入力フィールドにOTPを入力します。 - 引き続き、ほかの情報を編集します。
- 変更を保存するには、終了をクリックします。
開発者情報の更新
開発者名フィールド以外はすべて編集可能です。このフィールドを変更する方法の詳細については、開発者名の変更を参照してください。
開発者情報を更新する
- Amazon開発者ダッシュボードにサインインします。
- ダッシュボードで、設定タブをクリックします。
- 開発者情報タブをクリックします。
- 右下隅にある編集をクリックします。
- 変更するフィールドを更新します。
- 変更を保存するには、保存をクリックします。
支払い情報の登録
Alexaスキル内で商品を提供する予定がある場合、銀行支店コードや口座番号などの支払い情報を入力する必要があります。Amazonは、登録された銀行口座宛に支払いを行います。Alexaスキル内での商品の提供について詳しくは、商品、コンテンツ、サービスを購入できるスキルの要件、Alexaスキルを使用した商品の販売を参照してください。
セキュリティ上の理由から、支払い情報の表示や編集を行うにはOTPによる本人確認が必要となります。OTPは、テキストメッセージか電話で送信されます。
支払い情報を編集する
- Amazon開発者ダッシュボードにサインインします。
- ダッシュボードで、設定タブをクリックします。
- 支払い情報タブをクリックします。
- 2段階認証でOTPを受け取る方法を選択し、ワンタイムパスワードを送信をクリックします。
- ワンタイムパスワード:にコードを入力し、サインインをクリックします。
- 有料アプリや有料ゲーム、アプリ内課金やゲーム内課金、又はスキル利用による現金報酬の受取り等、収益化を検討されていますか?で、はいをクリックします。
-
口座情報を入力し、保存をクリックして変更内容を保存します。
注: Amazonのモバイル広告ネットワーク を利用して広告をアプリに表示することで、収益化をする予定はありますか?で、いいえをクリックします。この質問はAlexaスキルには適用されません。
納税者確認インタビューの記入
アメリカ合衆国国税庁(IRS)の税法に準拠するために、ロイヤリティやそのほかのAmazonからの支払いが発生するスキルについて、納税者確認インタビューに記入する必要があります。セルフサービスによる納税者確認インタビューの中で、9桁の米国納税者番号(TIN)を入力する必要があります。これは以下の納税者番号のいずれかを使用できます。
- 社会保障番号(SSN)
- 雇用主番号(EIN)
- 個人納税者番号(ITIN)
記録をチェックして納税者情報を確認し、その情報を納税者確認インタビューに入力してください。
納税者情報に関するインタビューに記入する
- Amazon開発者ダッシュボードにサインインします。
- ダッシュボードで、設定タブをクリックします。
- 税に関する情報をクリックします。
- ロイヤリティ収入の納税者確認インタビューに入力するを選択します。
- 必須の納税者情報を入力します。
非課税組織向けの手順については、非課税組織の納税者確認インタビューを参照してください。
米国以外の開発者向け手順については、米国以外に拠点を置く開発者の納税者確認インタビューを参照してください。 - 情報に署名して送信するには、続けるをクリックします。
Amazonが1~10営業日以内に税に関する情報を検証し、確認が取れた場合はステータスを完了に更新します。検証プロセス中は税に関する情報を変更できません。情報または状況が変わった場合は、納税者確認インタビューを再提出してください。
送信された情報がIRSの記録と一致しない場合、Amazonから税に関する情報を更新する手順を記載したEメールが届きます。インタビューは30日以内に再入力してください。30日以内に有効な情報を提供しない場合、収益を生み出すスキルをユーザーに公開することはできなくなります。
Amazonが納税者確認インタビューのどの部分が有効ではなかったかを開示したり、税に関する情報に関連した解決策をお知らせしたりすることはできません。Amazonから納税者確認インタビューの再入力を指示された場合、税に関する情報が無効になる最も一般的な原因を検討してみてください。
- 名前のつづりを確認します。ミドルネームのイニシャルやミドルネームがある場合は、必ず入力してください。
- SSN、CP565通知書(ITIN)、CP575A通知書(EIN)に記載された名前とTINを使用してください(該当する場合)。
- EINを提出して会社名を使用する場合、IRSから送られたCP575A通知書の住所ヘッダーの1行目にある名前を使用してください。
セキュリティ保護のため、Amazonでは電話やメールでアカウントの記録を更新することはできません。
インタビューの実施について詳しくは、 税務情報に関するインタビューご利用ガイドを参照してください。
非課税組織の納税者確認インタビュー
非営利団体や非課税組織であっても、納税者確認インタビューに記入し、W-9フォームやW-8BENフォームといった適切な納税者情報をAmazonに提供する必要があります。
米国以外に拠点を置く開発者の納税者確認インタビュー
米国の税法により、Amazonには、米国外に在住する法人または個人に対して行われたロイヤリティ支払いの報告が求められています。また、このようなロイヤリティの支払いにおいて、Amazonが税金を源泉徴収し米国内国歳入庁(IRS)に送金することを求められる場合があります。また、開発者が居住する国の政府機関から申告と納税を求められる場合もあります。このような要件について不明な点があれば、税理士に相談してください。
納税者確認インタビューでは提供された納税者情報を使用して、IRSのW-8フォームまたは8233フォームのいずれかの米国の税務申告書を作成します。Amazonは、インタビューの結果から次の情報を得ます。
- 米国非居住者であることの認定
- 支払いが米国の税務申告の対象となるかどうかの判断
- 支払いに適用される米国の源泉徴収(対象の場合)率の判別
米国以外に拠点を置く開発者の課税額
非米国在住者の場合、米国から支払われたロイヤリティおよびサービスの支払いに対して適用される、国定源泉徴収税率は30%です。米国以外に拠点を置いている場合、居住する国や地域と米国との間に租税条約があるかどうかを確認します。租税条約がある場合、納税者確認インタビュー内でIRSの納税申告フォーム(例:W-8フォーム)を提出することにより、ロイヤリティやサービスの支払いにおいて受ける米国の源泉課税の税率の軽減を申請できる場合があります。
Amazonでは、開発者およびIRSにIRSの1042-Sフォームを毎年提供しています。このフォームには、その年の米国から支払われた支払いおよびそれに関連してIRSに納められた米国の源泉課税の詳細が記載されています。
ユーザー権限の管理
Amazon開発者アカウントを作成するユーザーがアカウントオーナーです。アカウントオーナーはAmazon開発者ダッシュボードへのフルアクセス権限と開発者アカウントをフルに管理できる権限を持ちます。アカウントオーナーは、開発者アカウントにユーザーを追加してAlexaスキル開発にアクセスできるようにすることができます。各ユーザーに付与するアクセス権限を作業対象のスキルに限定して、アカウント内のほかのスキルにはアクセスできないようにします。
ユーザーの役割
ユーザーを開発者アカウントに追加する際、役割を割り当てることでその役割に関連付けられた権限をユーザーに付与します。役割は4種類あり、それぞれ固有の権限を持っています。
権限 | 管理者 | 開発者 | マーケティング担当者 | アナリスト |
---|---|---|---|---|
スキルの作成と削除 |
◯ |
◯ |
✕ |
✕ |
Alexa-hostedスキルのコードエディターへのアクセス |
◯ |
◯ |
✕ |
✕ |
スキルの更新 |
◯ |
◯ |
◯ |
✕ |
スキルのテスト |
◯ |
◯ |
◯ |
◯ |
ベータテストのスケジュール設定と管理 |
◯ |
◯ |
◯ |
✕ |
スキルの認定申請と公開 |
◯ |
◯ |
✕ |
✕ |
スキル分析の表示 |
◯ |
◯ |
◯ |
◯ |
Alexa-hostedスキルのリソース使用状況の表示 |
◯ |
✕ |
✕ |
✕ |
支払いと収益の表示 |
◯ |
✕ |
✕ |
◯ |
アカウントへのユーザーの追加
Alexaスキルの作業を行うための権限をユーザーに付与するには、まず開発者アカウントにユーザーを追加し、そのユーザーの役割を指定します。その後、ユーザーにアクセスを許可するAlexaスキルを指定できます。
開発者アカウントにユーザーを追加する
- Amazon開発者ダッシュボードにサインインします。
- ダッシュボードで、設定タブをクリックします。
- ユーザー権限タブをクリックします。
- 新規追加をクリックします。
-
Eメールアドレス列のテキストボックスに、ユーザーのEメールアドレスを入力します。
追加するユーザーが共同作業時に使用するAmazonアカウントを既に持っている場合、Eメールアドレスはログイン時に使用するのと同じアドレスを入力するようにしてください。また、Amazonアカウントをまだ持っていないユーザーのEメールアドレスを入力することもできます。そのようなユーザーは、Amazonアカウントの登録フローに沿って自分のアカウントを設定できます。
-
役割列で、ユーザーに割り当てる役割のボックスをオンにします。役割の詳細については、ユーザーの役割を参照してください。
- 保存をクリックします。
ユーザーを追加したら、そのユーザー宛にmas-devportal-contactus@amazon.comからAmazon Developer Program Invitation from Amazonという件名のメールが届きます。ユーザーが招待を承認すると、ユーザー権限の下にそのユーザーの名前が表示されます。これで、このユーザーにスキルのアクセス権限を付与できます。
アカウントからのユーザーの削除
開発者アカウントからユーザーを削除する
- Amazon開発者ダッシュボードにサインインします。
- ダッシュボードで、設定タブをクリックします。
- ユーザー権限タブをクリックします。
- 削除するユーザーを探し、アクセスを削除をクリックします。
ユーザーへのスキルアクセス権限の付与
ほかの開発者がスキルにアクセスできるようにするには、開発者アカウントのAlexaスキルへのアクセス権限を付与します。1人のユーザーに対して、アカウントの既存スキルおよび将来作成するスキルのすべてにアクセスできる権限を付与することも、どのスキルにもアクセスできないようにすることもできます。特定のスキルを選択する場合は40個まで選択可能です。また、開発者アカウントに属するすべてのユーザーに対してデフォルトのスキルアクセスを定義することもできます。
ユーザーのEメールアドレスを開発者アカウントに追加しても、ユーザーがそのEメールアドレスを使用したAmazonアカウントをまだ持っていない場合があります。この場合は、ユーザーへのスキルアクセス権限の指定を待つ必要があります。ユーザーにアクセスを許可するスキルを指定できるのは、そのユーザーがAmazonアカウントを作成した後になります。
1人のユーザーがアクセスできるスキルを設定する
- Alexa開発者コンソールにログインします。
- 設定タブをクリックします。
- スキルへのアクセス権限の管理列でAlexaスキルへのユーザーのアクセス権限を管理リンクをクリックします。
- 一覧から、スキルアクセスを共有するユーザーのEメールアドレスを探します。
- スキルのアクセス権限列で、ユーザーにアクセスを許可するスキルを選択します。
- 保存をクリックします。
すべてのユーザーに対してデフォルトのスキルアクセスを設定する
- Alexa開発者コンソールにログインします。
- 設定タブをクリックします。
- スキルへのアクセス権限の管理行で、デフォルトのスキルアクセス権限を設定リンクをクリックします。
- アカウントに追加する新規ユーザーにすべてのスキルへのアクセスを許可するには、すべて許可を選択します。
特定のスキルへのアクセスを設定していない既存ユーザーに対して、すべてのスキルへのアクセスを許可するには、すべて許可を選択します。
アカウントに追加するユーザーに、すべてのスキルへのアクセスを拒否するには、すべて拒否を選択します。注: すべてのスキルへのアクセスを拒否した場合でも、個別に特定のスキルへのアクセスは追加できます。 - 保存をクリックします。
特定のスキルへのアクセスを削除する
- Alexa開発者コンソールにログインします。
- 設定タブをクリックします。
- スキルへのアクセス権限の管理列でAlexaスキルへのユーザーのアクセス権限を管理リンクをクリックします。
- 一覧から、スキルへのアクセスを削除するユーザーのEメールアドレスを探します。
- スキルのアクセス権限列で、権限を削除するスキルの横にあるxをクリックします。
- 保存をクリックします。
開発者名の変更
開発者名は、Alexaスキルストアにスキルとともに表示されます。開発者アカウントを作成した後に名前を変更するには申請が必要です。
開発者名変更のリクエストをAmazonに申請する
- Alexa開発者コンソールにログインします。
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- 大カテゴリーで一般的な問い合わせを選択します。
- 小カテゴリーでその他を選択します。
- 件名ボックスに開発者名の変更と入力します。
- お問い合わせ内容の詳細ボックスに、現在の開発者名と変更後の開発者名を記入します。
- 質問を送信するには、送信をクリックします。
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最終更新日: 2021 年 06 月 14 日