A3L Messagingのテスト
AndroidデバイスとFire OSデバイスにアプリをデプロイし、テストメッセージを送信することで、アプリをテストできます。このページでは、テストメッセージ送信時の3つのオプション(コンソール、サーバー側のスクリプト、ソリューション固有のAPI)について説明します。
通知を送信するには、アプリをインストールしたデバイスのデバイスIDが必要です。デバイスIDの取得方法の詳細については、A3L Messagingを初期化する方法を参照してください。
コンソールを使用したテスト方法
FCMとADMには、どちらもプッシュ通知を送信できるコンソールが用意されています。UIエクスペリエンスを利用したい場合は、この方法を使用できます。
ADMコンソールを使用してアプリをテストする方法
ADMとの統合をテストするには、ADMコンソールを使用し、以下の手順に従ってプッシュ通知を送信します。
- ADMコンソールにアクセスし、プロンプトが表示された場合はログインします。
- アプリの [クライアントIDとクライアントシークレット] を入力します。これらは、ADMの認証情報を取得したときに既に取得しています。
- [デバイス登録ID] フィールドに、A3L Messagingを初期化したときに取得したデバイスIDを入力します。
- [データメッセージ] を選択します。
- 送信する通知のキーと値のペアを追加します。
- タイトルを追加するには、[キー] に「a3l.notification.title」、[値] に任意の通知タイトルを設定します。
- 本文を追加するには、[キー] に「a3l.notification.body」、[値] に任意の通知テキストを設定します。
- 必要に応じて画像を追加するには、[キー] に「a3l.notification.image」、[値] に画像のURLを設定します。
- 必要なフィールドをすべて追加します。すべてのフィールドの一覧と、Androidの通知との対応関係については、A3L Messagingの通知キー参照してください。
- [メッセージの有効期間] セクションで、メッセージの有効期間を選択します。
- キーと値のペアをすべて追加したら、[テストメッセージを送信] をクリックします。
その後、デバイスで通知を確認してください。
独自のキーと値のペアを使用して、カスタムメッセージを送信することもできます。キーの名前は自由に選択できますが、A3L Messagingの通知キーとは異なる名前にしてください。カスタムメッセージは、A3LMessagingService
クラスの実装のonMessageReceived()
メソッド内で処理する必要があります。
Firebaseコンソールを使用してアプリをテストする方法
FCMとの統合をテストするには、FirebaseコンソールのNotifications Composerを使用してプッシュ通知を送信します。
- Firebaseコンソールにアクセスします。
- テストプッシュ通知を送信するプロジェクトを選択します。
- 左側のサイドバーの [エンゲージメント] セクションを展開し、[Cloud Messaging] を選択します。
- [新しい通知] をクリックします。
- [通知テキスト] フィールドにメッセージを入力します。必要に応じて、[通知のタイトル]、[通知画像]、[通知名] フィールドも入力できます。
- [デバイスのプレビュー] セクションで、[テストメッセージを送信] をクリックします。
- オーバーレイの [FCM登録トークンを追加] フィールドにデバイスIDを入力します。デバイスIDは、A3L Messagingを初期化したときに取得しています。
- [テスト] をクリックします。
アプリにプッシュ通知が届きます。
サーバー側のスクリプトを使用したテスト方法
次のサーバー側のスクリプトを使用して、デバイスに通知を送信できます。
- ADMWebServer.py:Fire OSデバイスに通知を送信するPythonスクリプトです。
- FCMWebServer.py:Androidデバイスに通知を送信するPythonスクリプトです。
以下のボタンをクリックすると、スクリプトのコードを取得できます。テスト通知を送信するには、このコードをコピーしてエディターに貼り付け、コメントに示されている値を更新します。その後、それぞれを.pyファイルとして保存し、スクリプトを実行します。
ソリューション固有のAPIを使用したテスト方法
FCMとADMには、どちらもデバイスにメッセージを送信するためのAPIが用意されています。これらのAPIを使用してメッセージを送信する方法の詳細については、以下のガイドを参照してください。
A3L Messagingの通知キー
A3L Messagingの通知キーは、Androidの通知キーと似ています。A3L Messagingのすべての通知キーには、ベースフィールド名の前に「a3l.notification.」というプレフィックスが付いています。このプレフィックスにより、同様のフィールド名を持つAndroidの通知キーとの競合が回避されます。
A3L Messagingの通知フィールドは、Androidの対応する通知フィールドと同じように動作します。フィールドのデータ型と機能は同じです。次の表は、A3L Messagingの通知フィールドとAndroidの対応する通知フィールドの完全な一覧です。
A3L Messagingの通知フィールド | Androidの通知フィールド |
---|---|
a3l.notification.title | title |
a3l.notification.body | body |
a3l.notification.image | image |
a3l.notification.icon | icon |
a3l.notification.color | color |
a3l.notification.sound | sound |
a3l.notification.tag | tag |
a3l.notification.click_action | click_action |
a3l.notification.channel_id | channel_id |
a3l.notification.sticky | sticky |
a3l.notification.event_time | event_time |
a3l.notification.local_only | local_only |
a3l.notification.notification_priority | notification_priority |
a3l.notification.default_sound | default_sound |
a3l.notification.visibility | visibility |
a3l.notification.notification_count | notification_count |
トラブルシューティング
エミュレーターデバイスの使用中に、「No Valid Platform Found」(有効なプラットフォームがありません)というエラーでA3Lがクラッシュした場合は、エミュレーターにGoogle Playサービスがインストールされていない可能性があります。この場合は、これらのデバイスでテストを行う前に、Google Playサービスをセットアップする必要があります。