A3L Authenticationについて
A3L SDKの概要については、A3L SDKについてを参照してください。
A3L Authenticationは認証用の抽象化ライブラリです。これにより、ユーザーがGoogleアカウントを使用してアプリにログインできるようになります。このSDKはAndroidデバイスとFire OSデバイスをサポートしています。A3L Authentication SDKは、Google PlayサービスをサポートするデバイスではGoogleログインに、Google PlayサービスをサポートしないデバイスではAppAuthにそれぞれ依存します。AppAuthは、OAuth 2.0とOpenID Connectを使用してネイティブアプリのユーザーを認証および承認する、クライアント側のSDKです。A3L Authentication APIの構造はGoogleログインの構造と似ているため、このSDKの習得と実装に必要な労力は最小限で済みます。
A3L Authenticationの動作のしくみ
A3L Authenticationは、使用されているデバイスに応じて動作が異なるものの、ユーザーエクスペリエンスを可能な限り類似したものにする単独のSDKです。A3L AuthenticationはGoogleログインとAppAuthを抽象化したものです。A3L Authenticationが使用するソリューションは、アプリが使用されているデバイスでGoogle Playサービスがサポートされているかどうかによって異なります。
デバイスでGoogle Playサービスを利用できるかどうかに応じて、ログインフローに違いがあります。ユーザーがGoogle Playサービス対応デバイスにログインすると、アプリベースの認証が表示されます。Google Playサービスをサポートしていないデバイスでは認証がカスタムタブベースで行われ、ユーザーはログインが必要なカスタムタブにリダイレクトされます。この原因は、Googleのアプリ内ログインとは異なり、AppAuthではカスタムタブベースのログインが行われることです。
機能の比較
次の表は、A3L Authenticationで提供される機能をAppAuthおよびGoogleログインの機能と比較したものです。
機能 | Googleログイン | AppAuth | A3L Authentication |
---|---|---|---|
ログインの設定 | |||
ログイン | |||
プロフィール情報の取得 | |||
ログアウト | |||
アカウントの解除 | |||
バックエンドサーバーでの認証 | |||
サーバー側アクセスの有効化 |
Login with AmazonとA3L Authentication
A3L AuthenticationはLogin with Amazon(LWA)に依存しません。LWAはAmazonのIDを使用して認証しますが、A3L AuthenticationはGoogleのIDを使用して認証します。A3L Authenticationを使用するために、アプリとLWAを統合する必要はありません。Googleログインを使用するAndroidアプリを開発済みで、そのアプリをAmazonアプリストアに移植する場合は、LWAではなくA3L Authenticationを使用することを検討してください。A3L Authenticationの構文はGoogleログインの構文に類似しており、認証後はGoogleログインと同じIDが提供されるため、A3L Authenticationの方が手間がかかりません。
次のステップ
A3L Authenticationを追加する手順を参照してください。