開発者コンソール

A3L Authenticationを追加する手順

A3L Authenticationを追加する手順

A3L Authenticationを追加するには、以下の手順に従ってください。

要件

A3L Authenticationには以下の要件があります。

  • APIレベル21以降で動作する、互換性のあるAndroidデバイス。
  • Android APIレベル21以降でコンパイルするように設定されたプロジェクト。

Google APIコンソールの設定

A3L Authenticationをアプリに統合する前に、プロジェクトをセットアップし、Google APIコンソールで設定する必要があります。Google APIコンソールのプロジェクトを認証用に設定する方法については、Google開発者向けドキュメントのGoogle API Consoleプロジェクトを構成するを参照してください。

  1. Google APIコンソールでプロジェクトに移動し、https://console.cloud.google.com/apis/credentialsでAndroidクライアントIDを確認します。種類が「Android」のクライアントIDをメモします。
  2. サーバーを使用していてIDトークンが必要な場合は、OAuth 2.0クライアントIDが必要になります。OAuth 2.0クライアントIDを取得するには、Google開発者向けドキュメントのバックエンドサーバーのOAuth 2.0クライアントIDを取得するの手順に従ってください。IDトークンの取得方法の詳細については、バックエンドサーバーでの認証を参照してください。

プロジェクトへのA3L Authentication SDKの追加

以下の手順に従って、A3L Authentication SDKをプロジェクトに追加します。

  1. A3L Authentication SDKをダウンロードします。

    このSDKには、AARファイル、複数のJavadoc、サンプルアプリ(Java用とKotlin用に1つずつ)が含まれています。

  2. AARファイルをプロジェクトのlibsフォルダに追加し、以下の情報をbuild.gradleファイルに追加します。

    1. A3L AuthenticationのAARファイルを依存関係として追加します。

        implementation files('<AARのパス>/A3LAuthentication-1.1.0.aar')
      
    2. GoogleログインとAppAuthを依存関係として追加します。

        implementation 'com.google.android.gms:play-services-auth:20.7.0'
        implementation 'net.openid:appauth:0.11.1'
      
    3. 以下の依存関係を追加します。

        implementation 'com.squareup.okio:okio:3.2.0'
        implementation 'androidx.security:security-crypto:1.1.0-alpha06'
      
    4. 以下の例のように、build.gradleファイルのデフォルト設定にappAuthRedirectSchemeのマニフェストのプレースホルダーを追加します。appAuthRedirectSchemeの値は、ブラウザを介して認証されたユーザーをA3Lがリダイレクトする場所を示します。

        android {
            defaultConfig {
                ...
                manifestPlaceholders = [
                'appAuthRedirectScheme': 'com.googleusercontent.apps.<PREFIX>'
                ]
            }
            ...
        }
      

      アプリで、前の例の<PREFIX>をアプリのクライアントIDの最初の部分と置き換えてください。クライアントIDの形式は<PREFIX>.apps.googleusercontent.comです。build.gradleファイルの<PREFIX>の後には何も指定しないでください。

    5. FOSAccountCredentialオブジェクトを通じてGoogle APIにアクセスするには、Google認証ライブラリの依存関係を追加し、PackagingOptions を更新してMETA-INF/DEPENDENCIESを除外します。

            implementation 'com.google.auth:google-auth-library-oauth2-http:1.20.0'
      
            android {
                ...
                packagingOptions {
                    resources.excludes += 'META-INF/DEPENDENCIES'
                }
                ...
            }
      

      アプリにFire OSデバイスとの互換性を持たせるには、Androidが提供するdesugaringのサポートを有効にします。

次のステップ

A3L Authentication SDKの統合を参照してください。


Last updated: 2023年12月5日