エラー処理
エラー処理
注: ここで説明するエラー処理は、クラウド側のVSK統合のみに適用されます。アプリのみの統合でディレクティブが正常に処理されたかどうかを示す場合、レスポンスで使用できるのは、
true
またはfalse
の値のみです。ディレクティブ処理後のレスポンスの送信に関する詳細については、手順7: BroadcastReceiverを追加するを参照してください。Alexaからスキルに送信されたリクエストを正常に処理できない場合は、Alexa.ErrorResponse
イベントで応答し、エラーの種類と原因を指定します。
ErrorResponse
イベントのペイロードでは、type
とmessage
を指定する必要があります。
Alexa.Video
名前空間は、1つのエラーメッセージタイプを含みます。
型 | 説明 |
---|---|
ACTION_NOT_PERMITTED_FOR_CONTENT |
リクエストされたアクションがコンテンツで許可されていないことを示します。たとえば、削除不可とマークされている録画をユーザーが削除しようとした場合などです。 |
CONFIRMATION_REQUIRED |
リクエストされたアクションを完了するために追加の確認が必要であることを示します。 |
CONTENT_NOT_RECORDABLE |
コンテンツの制限により録画操作が失敗したことを示します。 |
NOT_SUBSCRIBED |
チャンネルやその他の定期購入型コンテンツをユーザーが定期購入していないことを示します。 |
RECORDING_EXISTS |
録画が既に存在するため、録画リクエストが失敗したことを示します。 |
STORAGE_FULL |
DVRストレージに空き容量がないため、録画リクエストが失敗したことを示します。 |
TITLE_DISAMBIGUATION_REQUIRED |
指定されたタイトルの候補が複数見つかり、録画する番組を決定するにはあいまいさを解消する必要があることを示します。この値は、対象のデバイスにあいまいさを解消するメカニズムがあることを示すために使用します。たとえば、放送される番組が複数あることや、録画をリクエストされたエンティティに関連付けられた番組が複数あることなどをこのエラーで示すことができます。 |
TUNER_OCCUPIED |
別の録画とスケジュールが競合するため、録画リクエストが失敗したことを示します。 |
INVALID_AUTHORIZATION_CREDENTIAL |
リクエスト内の認証情報が無効です。たとえば、ユーザーのアカウントで、OAuth 2.0アクセストークンが有効ではありません。 |
EXPIRED_AUTHORIZATION_CREDENTIAL |
リクエスト内のOAuth 2.0アクセストークンの有効期限が切れています。 |
例: Alexa.Video.ErrorResponse
{
"event": {
"header": {
"messageId": "4e02d3c8-85e8-4e32-8a1b-08c1d52122ad",
"name": "ErrorResponse",
"namespace": "Alexa.Video",
"payloadVersion": "3"
},
"endpoint": {
"scope": {
"type": "DirectedUserId",
"directedUserId": "access-token-from-Amazon"
},
"endpointId": "videoDevice-001"
},
"payload": {
"message": "Alexaによってログに記録されるエラーに関する追加情報",
"type": "NOT_SUBSCRIBED"
}
}
}