手順1: アプリファイルをアップロードする
[アプリファイルをアップロード] 画面で、アプリファイルをアップロードして、アプリの詳細やカスタマーサポート連絡先を追加します。この画面は、 [アプリファイル]、[アプリの詳細]、[カスタマーサポート連絡先]、[関連情報] の4つのパートに分かれています。
以降のセクションでは、画面の各パートに含まれるフィールドについて説明します。
申請するアプリの種類に応じて、Android、ウェブアプリのいずれかを以下のドロップダウンメニューから選択してください。
アプリファイル
ここでは、[アプリファイル] セクションのフィールドについて説明します。Androidバイナリファイルの準備については、バイナリファイルの作成についてを参照してください。
このセクションの内容
アプリファイルのアップロード
アプリファイルをアップロードするには、Android App Bundle(AAB)またはAPKファイルをボックスにドラッグするか、ボックスをクリックしてファイルを選択します。Android Studioを使用せずにビルドした署名付きAPKを申請する場合は、zipalignの実行が必要になる場合があります。
複数のバイナリファイルをアップロードするには、ボックスにファイルを1つずつドロップします。バイナリファイルが追加されているときに [マニフェスト] をクリックすると、詳細が表示されます。詳細には、バージョンコード、バージョン名、ファイルサイズ、パッケージ名、最小SDKバージョン、機能、ライブラリ、権限、ローカライゼーション、サポートされている画面、互換性のある画面、OpenGLの詳細、ネイティブプラットフォームが表示されます。これらの詳細によって、バイナリファイルでサポートされるデバイスが決まりますフィルタリングの詳細については、デバイスフィルタリングと互換性を参照してください。
amazon
を含めることはできません。ほかのアプリと同じパッケージ名を使用すると、バイナリをアップロードする際にエラーが発生します。versionCode
も一意でなければなりません(前にアップロードしたバイナリと同じversionCode
は使用できません)。バイナリをアップロードすると、ファイルにエイリアス(「APK1」など)が付けられます。エイリアスの名前は必要に応じて変更できます。このカスタムエイリアスは内部的に使用されるもので、ユーザーには表示されません。バイナリファイルに関する詳細については、バイナリファイルの作成についてを参照してください。
既存のアプリの更新
既存のアプリを更新する場合は、公開済みアプリの更新方法を参照してください。更新する際、既存のバイナリファイルを置き換えて同じデバイスサポートの選択を維持するか、前のバイナリファイルを削除してデバイスサポートの詳細を選択し直すかを選択できます。
同じアプリに複数のAPKを追加する方法
Amazonアプリストアでは、複数のAPKをアップロードできます。概要については、同じ公開アプリに対する複数のAPKを参照してください。
複数のAPKをアップロードする際、マニフェストのpackage
名が同じであることを確認してください。ただし、各APKにはGradleビルドファイルで一意のversionCode
を指定する必要があります。
複数のAPKをアップロードする方法は次のとおりです。
- 最初のAPKをまだアップロードしていない場合は、ファイルを [アプリファイルをアップロード] ボックスにドラッグしてアップロードします。
- 必要に応じて、新しくアップロードするAPKと区別できるように、APKにわかりやすいエイリアスを付けます。
- 別のAPKを [アプリファイルをアップロード] ボックスにドラッグします。必要に応じて、最初のバイナリファイルと区別できるように、アップロードする新しいファイルのエイリアスを変更します。
ファイルは最大15個まで追加できます。
App Bundleのアップロード
開発者はAPKを別途作成することなく、Android App BundleファイルをそのままAmazonアプリストアに申請できます。Amazonアプリストアでは、bundletool
(バージョン1.11)を使用して、App Bundleのファイルを最適化されたAPKに変換し、さまざまなクライアントデバイスにダウンロードしてインストールできるようにします。ユーザーがインストールするAPKファイルのサイズは、デバイスの構成に合わせて最適化されます。
App Bundleの作成・テスト・申請方法の詳細については、App Bundleを参照してください。
Amazonアプリストアの証明書ハッシュ
[アプリファイル] セクションの右上隅に [Amazonアプリストアの証明書ハッシュ] が表示されます。証明書情報には、SHA-1、MD5、SHA-256のハッシュが含まれます。申請プロセスでは、開発者の署名が削除され、Amazon署名が適用されます。この署名は開発者に固有のもので、変更されることがなく、同一アカウントのすべてのアプリに共通です。詳細については、Amazonアプリの署名を参照してください。
条件付きフィールド
アプリの申請プロセス中、一部のフィールドは特定の条件下でのみ表示されます。ここでは、[アプリファイル] セクションに含まれるフィールドと、それらが表示される条件について説明します。
Amazon DRMを適用しますか?
DRM(デジタル著作権管理)は、アプリを不正使用から保護します。DRMを適用しない場合、すべてのユーザーがアプリを制限なしで利用できます。
このフィールドは、アプリがAppstore SDKを使用していない場合に表示されます。アプリでAppstore SDKを使用している場合は、このオプションは表示されません。Appstore SDKでDRMを追加するには、SDKに含まれるDRM APIを使用してください。詳細については、DRMの概要を参照してください。
アプリでAppstore SDKを使用していない場合は、Amazon側でDRM機能をアプリに自動的に追加できます。AmazonがDRMをアプリに追加することを許可する場合は [はい]、許可しない場合は [いいえ] を選択してください。
バイナリファイルが複数ある場合は、バイナリごとにDRM設定を選択します。以前にアップロードしたバイナリファイルがあり、それとは異なるDRM設定のバイナリを新しく追加する場合、更新されたDRM設定が前のバイナリに適用されるようにするには、前のバイナリを置き換える必要があります。置き換えない場合、前のバイナリファイルのDRM設定は以前のままとなります。自動適用されるAmazon DRMの詳細については、DRM(デジタル著作権管理)についてを参照してください。
リリースノート
このフィールドは、既存のアプリを更新した場合にのみ表示されます。そのアップデートで行われた変更を入力してください。Amazonアプリストアのアプリ詳細ページでは、リリースノートは [最新のアップデート] セクションに表示されます。Fire TVデバイスの場合、(アプリをインストール済みの)ユーザーは [設定] の [通知] セクションでリリースノートを確認できます。Fireタブレットでは、上部にある通知のプルダウンメニューでアップデートを確認できます。
以前にアプリの更新バージョンを公開してリリースノートを入力した場合は、[すべての言語について、アプリの以前のバージョンからリリースノートをコピーする] オプションを使用できます。このオプションを選択すると、以前のバージョンのアプリのリリースノートがフィールドに入力されます。
よくあるエラーのトラブルシューティング
このセクションでは、バイナリファイル申請に関連するトラブルシューティングについて説明します。
エラー: パッケージ名の重複
バイナリファイルをアップロードする際、次のいずれかのエラーが表示されることがあります。
APKのアップロードに失敗しました。アップロードされたAPKのパッケージ名「com.amazon.android.yourappは、別の開発者のアプリで既に使用されています。詳細についてはお問い合わせください。
App Bundleのアップロードに失敗しました。アップロードされたApp Bundleのパッケージ名「com.amazon.android.yourapp」は、別の開発者が所有するアプリで既に使用されています。詳細についてはお問い合わせください。
まず、アプリの申請またはライブアプリテストで、別のAmazon開発者アカウントを使用してこのバイナリファイルをアップロードしていないことを確認します。同じファイルを別のアカウントでアップロードしていない場合は、問題とパッケージ名を記載したサポートケースを送信してください。サポートケースを送信するには、開発者コンソールにログインし、右上隅にある [?] から [お問い合わせ] をクリックします。
Unityや既存のマニフェストファイルを用いた開発環境の場合は、申請前に変更すべきプレースホルダー値がアプリのパッケージ名に使用されている可能性があります。バイナリファイルのパッケージ名は、公開するアプリに対して一意である必要があり、通常はcom.companyname.appname
の形式となります。
提携している開発者または公開会社がライブアプリテスト用にアプリをアップロードしている可能性がある場合は、その開発パートナーに連絡して、先方のアカウントで同じバイナリファイルを申請していないか確認してください。パートナーがアップロードしている場合は、現在のライブアプリテストを終了するよう依頼します。その後、パッケージ名についてAmazonに連絡し、問題を解決してください。
App Bundleに固有のエラー
App Bundleファイルをアップロードすると、App Bundleのアップロードに失敗したことを知らせるメッセージが表示される場合があります。この問題を解決するには、以下のトラブルシューティング手順を実行してください。
エラーメッセージ:
App Bundleのアップロードに失敗しました。申請されたApp Bundleファイルは無効です。有効なApp Bundleをアップロードしてください。
このメッセージが表示された場合は、開発者コンソールでAndroid App Bundleファイルを正常に解析できなかったことを示しています。App Bundleの形式が適切でない可能性があります。アップロードする前に、 bundletool
のvalidate
コマンドを使用して、Android App Bundleファイルが正しい形式であることを確認してください。このコマンドの使用例は次のとおりです。
bundletool validate --bundle=/path/to/bundle.aab
エラーメッセージ:
App Bundleのアップロードに失敗しました。App Bundleにinstall-timeアセットパックのみが含まれていることを確認して、再試行してください。
開発者コンソールでは、install-time(インストール時)以外のアセットパックを含むAndroid App Bundleファイルを解析できません。このメッセージが表示された場合は、アプリにinstall-timeアセットパックのみが含まれていることを確認してください。install-time(インストール時)ではないアセットパックがアプリに含まれている場合は、アップロードする前に、それらをinstall-timeアセットパックに変換してください。
アプリの詳細
ここでは、[アプリの詳細] セクションのフィールドについて説明します。
[アプリタイトル]
開発者コンソールでのみ使用される、アプリのタイトルを追加します。Amazonアプリストアやデバイスでユーザーに表示されるタイトルを定義するには、[Amazonアプリストアの詳細] 画面に移動し、[表示タイトル] を追加します。
[アプリSKU]
アプリのSKU(Stock Keeping Unit)文字列を追加します。SKUは、開発者が選択して定義するアプリ固有の文字列で(例:com.amazon.example.myapp.v1=
)、SKUはアプリを独自に追跡するためのIDになります。AmazonではアプリSKUは必須ではなく、使用されることもありませんが、一意の識別子を追加しておくと、アプリの複数のバージョンを追跡するのに役立ちます。SKUは大文字と小文字が区別され、最大文字数は150文字です。使用可能な文字は、a〜z、A〜Z、0〜9、アンダースコア、ピリオド、ダッシュです。
[カテゴリー]
開発者がアプリに最適と判断したカテゴリーを選択します。カテゴリーは、主としてAmazonアプリストアのブラウズツリーの設定や、ユーザーに提示する類似アプリ・関連アプリ・推奨アプリの分類に使用されます。最上位のカテゴリーはFireタブレット、Fire TV、およびAmazon以外のAndroidデバイスで共通ですが、一部のサブカテゴリーはFire TV対応アプリでは使用できない場合があります。アプリのカテゴリーがはっきりしない場合は、最も近いものを選択してください。
[サポート言語]
アプリファイルでサポートされる言語を1つ以上選択します(デフォルトは英語です)。ここで選択した内容は、Amazonアプリストアのアプリ詳細ページに [サポート言語] として表示されます。このフィールドにより、アプリが対応している言語をユーザーに知らせることができます。
サポート言語の選択によって、ローカライズされたAmazonアプリストアのマーケットプレイスでアプリを提供できるようになるわけではありません。アプリファイルのローカライズインターフェイスは、Amazonアプリストアの申請プロセス中に行う設定からではなく、アプリ自体で処理する必要があります。ただし、ローカライズされたアプリファイルがある場合は、アプリの申請時にローカライズされた説明と画像アセットを追加できます。選択した説明、画像アセット、サポート言語オプションはすべて、Amazonアプリストアのアプリ詳細ページに表示されます。ローカライズの詳細については、アプリを海外へ配信する方法を参照してください。
カスタマーサポート連絡先
これらのフィールドには、開発者コンソールの [設定] > [開発者情報] にあるデフォルトのサポート情報が含まれています。次の表では、[カスタマーサポート連絡先] セクションのフィールドについて説明します。
フィールド | 説明 |
---|---|
Eメールアドレス |
ユーザーからの問い合わせを受けるEメールアドレスです。 |
カスタマーサポート用電話番号 |
ユーザーからの問い合わせを受ける電話番号です。 |
カスタマーサポート用ウェブサイト |
アプリのサポート用ウェブサイトのURLです。 |
関連情報
ここでは、[関連情報] セクションのフィールドについて説明します。
このセクションの内容
[アプリID] と [リリースID]
アプリIDはアプリを一意に識別し、リリースIDはアプリのバージョンを一意に識別します。これらは、開発者コンソールでアプリを作成した後に生成されます。アプリIDを使用して、アプリ申請APIを介してアプリの情報をプログラムで管理できます。
[パブリックキー] とPEMファイル
このパブリックキーはアプリごとに一意で、Amazonアプリストアとアプリ間の安全な通信チャネルを確立します。開発者コンソールでパブリックキーを生成すると、対応するプライベートキーがAmazonによって生成されます。パブリックキーとプライベートキーは、ライセンス応答に署名するためのキーペアとなります。このキーのペアリングにより、アプリをインストールするユーザーが確実に承認されます。
パブリックキーはPEMファイルに保存されます。アプリでAppstore SDKまたはUnity用Appstore SDKプラグインを使用してアプリ内課金(IAP)やDRMを処理する場合は、プロジェクトにPEMファイルを追加する必要があります。アプリにパブリックキーを設定するには、次の手順を実行します。
- [パブリックキーを表示] をクリックします。
-
[パブリックキー] ダイアログボックスが表示されたら、AppstoreAuthenticationKey.pemリンクをクリックしてPEMファイルをダウンロードします。
- AppstoreAuthenticationKey.pemファイルをコピーします。
-
プロジェクトタイプに応じた手順を実行します。
Androidプロジェクトの手順
- Android Studioプロジェクトのapp/src/main/assetsフォルダにPEMファイルを貼り付けます。
- [Project] ビューでは、通常assetsフォルダは、app/src/main/assetsにあります。アプリにassetsフォルダがない場合は、新たに作成する必要があります。作成したら、その中にPEMファイルをドラッグします。
Unityプロジェクトの手順
- プロジェクトのAssetsフォルダに、StreamingAssetsという名前の新しいフォルダを作成します。
- Assets/StreamingAssetsフォルダにPEMファイルを貼り付けます。
詳細については、Appstore SDKにパブリックキーを設定するまたはパブリックキーを使用したUnityアプリの構成を参照してください。
次のステップ
次の 手順2: アプリのターゲットを指定するに進みます。
アプリファイル
ここでは、[アプリファイル] セクションのフィールドについて説明します。
[Amazon DRMを適用しますか?]
DRM(デジタル著作権管理)は、アプリを不正使用から保護します。DRMを適用しない場合、すべてのユーザーがアプリを制限なしで利用できます。
Amazonに申請するアプリごとに、DRMを適用するか、著作権管理制限を付けずにアプリを利用可能にするかを選択できます。アプリにDRMを適用する場合は、開発者コンソール指定のDRMシステムを必ず使用してください。詳細については、DRM(デジタル著作権管理)についてを参照してください。
[申請したいウェブアプリのタイプを選択してください]
このフィールドでは、次のオプションから選択します。
[Zipアーカイブ]:パッケージアプリを申請する場合は、このオプションを選択します。パッケージアプリはクライアント側のウェブ標準に準拠したアプリで、アセットがZIPアーカイブにバンドルされて配布されます。パッケージアプリは、サーバーを使用しない、スタンドアロンのゲームおよびアプリに最適です。[Zipアーカイブ] を選択すると、次のフィールドが表示されます。
- [Zipアーカイブ]: ZIPファイルをこのフィールドにアップロードします。
[URL]:ホストアプリを申請する場合は、このオプションを選択します。ホストアプリは、アセットが開発者のウェブサーバーにホストされているアプリです。クライアントはホストに接続し、アプリのアセットをデバイスにダウンロードしてからアプリを実行します。[URL] を選択すると、次のフィールドが表示されます。
- [Web App URL]: アプリがホストされているURLを入力します。
[ウェブアプリの機能]
アプリにユーザー権限を必要とする機能がある場合は、申請ワークフロー中に該当するチェックボックスをオンにします。アプリにユーザーパーミッションが必要な場合(アプリ内課金やユーザーログインなど)、SSLを使用するように関連ページを構成する必要があります。権限が必要な機能は次のとおりです。
- [Amazon Advertising]: 広告IDと広告トラッキング設定の取得に使用される。詳細については、「広告IDと広告トラッキング設定の取得」(Fire TVまたはFireタブレット)を参照してください。
- [Device Details]: デバイスの詳細の読み取りをウェブアプリに許可する。
- [Geolocation]: ウェブアプリに位置情報機能の使用を許可する。
- [In-App Purchasing]: ウェブアプリにAmazonのアプリ内課金APIの使用を許可する。
- [Prevent Sleep for Video Playback]: ビデオの再生中にスリープモードが開始されないようにする。
- [Storage]: ウェブアプリに外部ストレージに対する読み取り/書き込みを許可する。
なお、Fire Phoneのオプションは廃止されました。
ユーザーを保護するため、Amazonでは、アプリ内課金(IAP)を使用するまたは認証を必要とするウェブアプリについては、SSLを使用して提供することを求めています。詳細については、ウェブアプリを保護する方法を参照してください。
条件付きフィールド
アプリの申請プロセス中、一部のフィールドは特定の条件下でのみ表示されます。ここでは、[アプリファイル] セクションに含まれるフィールドと、それらが表示される条件について説明します。
リリースノート
このフィールドは、既存のアプリを更新した場合にのみ表示されます。そのアップデートで行われた変更を入力してください。Amazonアプリストアのアプリ詳細ページでは、リリースノートは [最新のアップデート] セクションに表示されます。Fire TVデバイスの場合、(アプリをインストール済みの)ユーザーは [設定] の [通知] セクションでリリースノートを確認できます。Fireタブレットでは、上部にある通知のプルダウンメニューでアップデートを確認できます。
以前にアプリの更新バージョンを公開してリリースノートを入力した場合は、[すべての言語について、アプリの以前のバージョンからリリースノートをコピーする] オプションを使用できます。このオプションを選択すると、以前のバージョンのアプリのリリースノートがフィールドに入力されます。
アプリの詳細
ここでは、[アプリの詳細] セクションのフィールドについて説明します。
[アプリタイトル]
開発者コンソールでのみ使用される、アプリのタイトルを追加します。Amazonアプリストアやデバイスでユーザーに表示されるタイトルを定義するには、[Amazonアプリストアの詳細] 画面に移動し、[表示タイトル] を追加します。
[アプリSKU]
アプリのSKU(Stock Keeping Unit)文字列を追加します。SKUは、開発者が選択して定義するアプリ固有の文字列で(例:com.amazon.example.myapp.v1=
)、SKUはアプリを独自に追跡するためのIDになります。AmazonではアプリSKUは必須ではなく、使用されることもありませんが、一意の識別子を追加しておくと、アプリの複数のバージョンを追跡するのに役立ちます。SKUは大文字と小文字が区別され、最大文字数は150文字です。使用可能な文字は、a〜z、A〜Z、0〜9、アンダースコア、ピリオド、ダッシュです。
[カテゴリー]
開発者がアプリに最適と判断したカテゴリーを選択します。カテゴリーは、主としてAmazonアプリストアのブラウズツリーの設定や、ユーザーに提示する類似アプリ・関連アプリ・推奨アプリの分類に使用されます。最上位のカテゴリーはFireタブレット、Fire TV、およびAmazon以外のAndroidデバイスで共通ですが、一部のサブカテゴリーはFire TV対応アプリでは使用できない場合があります。アプリのカテゴリーがはっきりしない場合は、最も近いものを選択してください。
カスタマーサポート連絡先
これらのフィールドには、開発者コンソールの [設定] > [開発者情報] にあるデフォルトのサポート情報が含まれています。次の表では、[カスタマーサポート連絡先] セクションのフィールドについて説明します。
フィールド | 説明 |
---|---|
Eメールアドレス |
ユーザーからの問い合わせを受けるEメールアドレスです。 |
カスタマーサポート用電話番号 |
ユーザーからの問い合わせを受ける電話番号です。 |
カスタマーサポート用ウェブサイト |
アプリのサポート用ウェブサイトのURLです。 |
関連情報
ここでは、[関連情報] セクションのフィールドについて説明します。
このセクションの内容
[アプリID] と [リリースID]
アプリIDはアプリを一意に識別し、リリースIDはアプリのバージョンを一意に識別します。これらは、開発者コンソールでアプリを作成した後に生成されます。アプリIDを使用して、アプリ申請APIを介してアプリの情報をプログラムで管理できます。
[パブリックキー] とPEMファイル
このパブリックキーはアプリごとに一意で、Amazonアプリストアとアプリ間の安全な通信チャネルを確立します。開発者コンソールでパブリックキーを生成すると、対応するプライベートキーがAmazonによって生成されます。パブリックキーとプライベートキーは、ライセンス応答に署名するためのキーペアとなります。このキーのペアリングにより、アプリをインストールするユーザーが確実に承認されます。
パブリックキーはPEMファイルに保存されます。アプリでAppstore SDKまたはUnity用Appstore SDKプラグインを使用してアプリ内課金(IAP)やDRMを処理する場合は、プロジェクトにPEMファイルを追加する必要があります。アプリにパブリックキーを設定するには、次の手順を実行します。
- [パブリックキーを表示] をクリックします。
-
[パブリックキー] ダイアログボックスが表示されたら、AppstoreAuthenticationKey.pemリンクをクリックしてPEMファイルをダウンロードします。
- AppstoreAuthenticationKey.pemファイルをコピーします。
-
プロジェクトタイプに応じた手順を実行します。
Androidプロジェクトの手順
- Android Studioプロジェクトのapp/src/main/assetsフォルダにPEMファイルを貼り付けます。
- [Project] ビューでは、通常assetsフォルダは、app/src/main/assetsにあります。アプリにassetsフォルダがない場合は、新たに作成する必要があります。作成したら、その中にPEMファイルをドラッグします。
Unityプロジェクトの手順
- プロジェクトのAssetsフォルダに、StreamingAssetsという名前の新しいフォルダを作成します。
- Assets/StreamingAssetsフォルダにPEMファイルを貼り付けます。
詳細については、Appstore SDKにパブリックキーを設定するまたはパブリックキーを使用したUnityアプリの構成を参照してください。
次のステップ
次の 手順2: アプリのターゲットを指定するに進みます。
Last updated: 2024年3月28日