アプリ申請APIについて
アプリ申請APIを使用すると、Amazonアプリストアで公開しているAndroidアプリの新バージョンを作成することができます。
はじめに
アプリ申請APIは、Androidアプリのカタログ管理に役立つRESTful APIです。プログラムを介してAmazonアプリストアで公開中のアプリを更新できるようになり、新規アプリバージョンの申請を自動化したり、画像のアップロードやAPKバージョンの更新などといった、頻繁に行う操作の効率化も図れます。
アプリ申請APIの構文とワークフローは、Google Play Developer Publishing APIのものとに似ているため、既存のワークフローに少しの変更を加えるだけで、同APIを使用することができます。
まずは、開発者コンソールを介してアプリを申請してください(アプリの申請についてを参照)。そうすることで、アプリ申請APIを利用した次期バージョンの作成・管理が行えるようになります。開発者コンソールで更新が必要なフィールドについては、機能における制限事項を確認してください。
サポート対象の機能
アプリ申請APIを使用すると、次のことができるようになります。
- Editの新規作成(Editは、既存アプリの新バージョンを保持するコンテナのことです)
- 以下に挙げるEditのフィールドおよびアセットの更新
- 既存APKのアップデート版をアップロードし、新しいAPKを追加する
- スクリーンショットやアイコンなど、画像や動画のアセットをアップロードする
- Fire TVのアセットをアップロードする
- [アプリの説明] や [カスタマーサポート連絡先] など、アプリのメタデータを更新する
- サポート対象のロケールごとに、[アプリの説明] を追加・削除・変更する
- APKのデバイスターゲティング設定を更新する
- アプリバージョンの公開日を設定する
- Editのコミット(Amazonアプリストアにアプリの新バージョンが申請されます)
- Editの削除(Editが下書き状態の場合にのみ削除が可能です)
アプリ申請APIを使用してオープンなEditを更新すると、更新内容が開発者コンソールに反映されます。
アプリ申請APIと開発者コンソールで、同じEditの更新は絶対に行わないでください。アプリ申請API側でサポート対象外のフィールドを更新する場合は、同APIのEditを先に申請してから、開発者コンソールで新たなEditを開きます。そうすることで、APIの更新が双方から上書きされるリスクを回避できます。
機能における制限事項
Edits.details
のデフォルト言語を変更することはできません。- 以下のような更新頻度が低いアプリ情報には、現在公開されているアプリと同じ値が用いられます。次の情報を変更する場合は、開発者コンソールを使用してください。
- コンテンツレーティング
- 配信地域
- 価格
- DRM
- アプリごとに開けるEditは、常に1つだけです。
サポート対象外の機能
以下の機能は、現在サポートされていません。
- アプリのLATバージョンの作成または更新
- ウェブベースアプリでの利用(サポート対象はAndroidアプリのみです)
- HTTP
PATCH
の使用(項目の更新には、HTTPPUT
を利用します)
APIアクセス
アプリ申請APIを利用するには、事前に同APIへのアクセス権を構成する必要があります。アプリ申請APIを使用する際は、OAuthセッショントークンをリクエストしてください。同トークンは、各APIリクエストのHTTPヘッダーに追加します。
API認証に記載の手順に従ってください。
Last updated: 2023年10月2日