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VSKの機能

VSKの機能

Echo Showでは、ログインとスキルの有効化、クイック再生、再生制御、チャンネルナビゲーション、検索、閲覧、ビデオホームなどの機能を利用できます。

機能とサンプル発話

Echo Show用VSKを統合することで、以下の機能が利用可能になります。

機能 サンプル発話
ログインスキルの有効化 発話は必要ありません。ユーザーが「アレクサ、<ビデオプロバイダー>を開いて」または「アレクサ、<ビデオプロバイダー>で<タイトル>を再生して」と言うと、Alexaがビデオスキルを有効にするよう求めます
クイック再生 「アレクサ、<映画>を再生して」「アレクサ、<ビデオプロバイダー>で<テレビ番組>を再生して」「アレクサ、<ビデオプロバイダー>で<テレビ番組>を見せて」
チャンネルナビゲーション 「アレクサ、<チャンネル>に変えて」
再生制御 「アレクサ、一時停止して」「アレクサ、早送りして」
検索 「アレクサ、<ビデオプロバイダー>でコメディ番組を探して」
閲覧 「アレクサ、ビデオを見せて」「アレクサ、<ビデオプロバイダー>を開いて」
ビデオホーム 「アレクサ、ビデオを見せて」「アレクサ、ビデオホームに移動して」「アレクサ、ビデオホーム」

ビデオホーム

ビデオホームは、Echo Showデバイスに自動的に組み込まれています。「アレクサ、ビデオを見せて」や「アレクサ、ビデオホームに移動して」のように話しかけると、ビデオホームページが表示されます。そのデバイスにリンクされているすべてのビデオスキルのリストがユーザーに表示されます。

ビデオホームページには、ビデオプロバイダーごとのタイルがあり、音声とタッチで操作できます。有効なビデオプロバイダーのスキルをユーザーが選択すると、Alexaはそのプロバイダーのランディングページを表示します。無効なスキルが選択された場合、Alexaはスキル有効化プロセスを開始します。

ログイン

ユーザーがビデオコンテンツにアクセスするには、Echo Showデバイスでビデオスキルを有効にする必要があります。ビデオスキルの有効化にアカウントリンクが必要かどうかは、ビデオパートナーである開発者が決定します。アカウントリンクが必要な場合、ユーザーは開発者のサービスにログインしてコンテンツにアクセスすることになります。

VSKはOAuth 2.0を使用して、Echo Showデバイスでのアカウントリンクを有効にします。開発者はユーザーがログインするための認証URLを提供し、Alexaがその画面を表示します。OAuth 2.0の詳細については、アカウントリンクとはを参照してください。

ログインページには、新しい定期購入の開始やアカウントの作成のためのオプションを追加できます。ユーザーは、Alexaアプリでいつでもビデオスキルを無効にできます。

スキルの有効化

デバイスでは、次の方法でビデオスキルを有効にできます。

  • 「アレクサ、<ビデオプロバイダー>を開いて」と話しかける。
  • 「アレクサ、<ビデオプロバイダー>で<タイトル>を再生して」と話しかける。 ユーザーが検索、再生、チャンネルナビゲーションの発話でビデオプロバイダーを対象にしていることが明白な場合、Alexaはビデオスキルを有効にするよう求めます。
  • デバイスのビデオホームページでビデオプロバイダーのアイコンをタップする。

Alexaアプリでは、[ミュージック・ビデオ・本] セクションか、Alexaスキルストアでビデオスキルを有効にできます。詳細については、Alexaスキルを音声でオンまたはオフにするを参照してください。アカウントリンクが必要な場合、アプリはユーザーにログインを求めます。アカウントリンクが不要な場合は、スキルを有効にするかどうかを確認します。

ユーザーは、一度ログインするだけで、そのAlexaアカウントに関連付けられたすべてのEcho Showデバイスでビデオスキルを有効にできます。

クイック再生

タイトル、メディアタイプ、ジャンル、俳優などを指定して、プロバイダーのコンテンツを再生できます。コンテンツは、明示的または暗黙的に選択できます。明示的とは、ユーザーのリクエストにプロバイダーが含まれることを意味します。暗黙的とは、プロバイダーが含まれないことです。

再生は、開発者が管理するウェブプレーヤーで行われます。ユーザーがEcho Showデバイスでスキルを有効にしている場合、Alexaは再生リクエストによってAWS Lambdaを呼び出します。再生リクエストは、次のようなシナリオで送信されます。

  • 明示的な再生リクエスト: 「アレクサ、プライム・ビデオで『ボッシュ』を再生して」
  • ビデオプロバイダーがアクティブまたは限定的(ほかに利用可能なプロバイダーがない)な場合の暗黙的な再生リクエスト: 「アレクサ、『ボッシュ』を再生して」

プロバイダー名を言及しない暗黙的な再生リクエストで、複数のプロバイダーが同じタイトルを提供している場合、Alexaはリクエストを明確にするため、「<ビデオプロバイダー1>と<ビデオプロバイダー2>で再生できますが、どちらにしますか?」のように応答します。

チャンネルナビゲーション

明示的または暗黙的な発話によって、ビデオプロバイダーが提供するさまざまなチャンネルに移動できます。これは、提供されるリニアチャンネルが1つしかない場合でも同様です。

チャンネルナビゲーションのリクエストは、次のようなシナリオで送信されます(コンテンツがカタログにある場合)。

  • 明示的なチャンネルリクエスト: 「アレクサ、<ビデオプロバイダー>で<チャンネル>に変えて」
  • ビデオプロバイダーがアクティブな場合の暗黙的なチャンネルリクエスト: 「アレクサ、<チャンネル>に変えて」

Alexaはビデオプロバイダーを明確にするために、「<ビデオプロバイダー1>と<ビデオプロバイダー2>で再生できます。どちらにしますか?」のように応答します。

再生制御

音声とタッチで再生を制御できます。次の表に、Echo Showデバイス用ビデオスキルのすべての再生制御を示します。

再生制御 ユーザーエクスペリエンス
「アレクサ、一時停止して」、「アレクサ、停止して」 再生を一時停止する。
「アレクサ、再生して」、「アレクサ、再開して」 再生する。再生を再開する。
「アレクサ、早送りして」 10秒早送りする。
「アレクサ、早戻しして」 10秒巻き戻す。
「アレクサ、<時間>早送りして」 指定された時間だけ早送りする。例:「アレクサ、2分早送りして」
「アレクサ、<時間>早戻しして」 指定された時間だけ巻き戻す。例:「アレクサ、2分早戻しして」
「アレクサ、次へ」 次のタイトルに移動する。
「アレクサ、前へ」 前のタイトルに移動する。
「アレクサ、字幕を付けて」、「アレクサ、字幕を消して」 クローズドキャプションのオンとオフを切り替える。

上記のコマンドは、ウェブプレーヤーの画面上のコントロールから開始することもできます。

明示的または暗黙的にタイトル、メディアタイプ、ジャンル、俳優などを指定して、プロバイダーのコンテンツを検索できます。

検索リクエストは、次のようなシナリオで送信されます(コンテンツがカタログにある場合)。

  • 明示的なタイトル検索リクエスト: 「アレクサ、プライム・ビデオで『ボッシュ』を検索して」
  • タイトルを含まない明示的な検索リクエスト: 「アレクサ、プライム・ビデオでテレビ番組を見せて」
  • タイトルを含む暗黙的な検索リクエスト(ビデオプロバイダーがアクティブな場合)または限定的なタイトル検索リクエスト: 「アレクサ、『ボッシュ』を見せて」
  • タイトルを含まない暗黙的な検索リクエスト(ビデオプロバイダーがアクティブな場合): 「アレクサ、テレビ番組を見せて」

複数のビデオプロバイダーが同じチャンネルに対応している場合、Alexaはプロバイダーを明確にします。

Alexaでは、複数のビデオプロバイダーのタイトルが混在する結果は表示されません。複数のプロバイダーが同じカテゴリーの検索結果を提供できる場合(例:「アレクサ、映画を見せて」)、Alexaはプロバイダーを明確にするよう求めてから、ユーザーが選択したプロバイダーの検索結果を表示します。

閲覧

「アレクサ、<ビデオプロバイダー>を開いて」などの発話を行うか、ビデオホームページでビデオプロバイダーのアイコンをタップして、ビデオコンテンツを閲覧できます。これらの閲覧アクションを行うと、ランディングページに移動します。

ユーザーは、音声またはタッチでランディングページを移動できます。音声では、「アレクサ、下にスクロールして」のように話しかけることができます。 「アレクサ、人気上昇中の作品を表示して」のように話しかけて選択することもできます。

ランディングページについては、次の点に注意してください。

  • ランディングページでは、ロゴ、ヒーローヘッダーのタイトル、選択したカテゴリーのリストで構成できる、音声とタッチに最適化されたテンプレートを使用します。
  • ランディングページには、音声やタッチでアクセスできる [その他のカテゴリー] セクションもあります。[その他のカテゴリー] には、開発者が指定するビデオカテゴリーのタイルが表示されます。提供できるカテゴリーには、最近追加された作品ウォッチリスト人気上昇中の作品視聴履歴に基づくおすすめ:<タイトル>、期間限定コンテンツなどがあります。
  • ユーザーがカテゴリーを選択すると、検索結果と同じテンプレートで、そのカテゴリーに含まれる各タイトルが表示されます。

ビデオスキルのランディングページの例を次に示します。

ランディングページの例
ランディングページの例

PINで保護された再生

PINで保護された再生は、Echo Showデバイスに組み込まれています。PINで保護された再生では、任意のビデオプロバイダーのコンテンツに個人識別番号(PIN)を設定して、再生を制限することができます。

ユーザーは、このPINを利用してペアレンタルコントロールを設定できます。ユーザーがビデオプロバイダーにPINを設定した場合、そのプロバイダーのコンテンツにアクセスするたびに、AlexaからPINの入力を求められます。

次のステップ

ウェブプレーヤーの要件を参照してください。