Login with Amazonプロジェクトを作成する
Login with Amazonを使用するためのアプリプロジェクトがまだ準備できていない場合は、ここでプロジェクトを作成します。準備できている場合は、下記のLogin with Amazonライブラリをインストールするに進んでください。
- Xcodeで新規プロジェクトを作成する
- Login with Amazonライブラリをインストールする
- アプリのプロパティリストにAPIキーを追加する
- アプリのプロパティリストにURLスキームを追加する
Xcodeで新規プロジェクトを作成する
- Xcodeを起動します。
- [Welcome to Xcode] ダイアログが表示された場合は、[Create a New Xcode Project] を選択します。表示されなければ、[File] メニューから [New] > [Project] の順に選択します。
- 作成するプロジェクトの種類を選択して、[Next] をクリックします。
- [Product Name] と [Company Identifier] を入力します。[Bundle Identifier] の内容を書き留め、[Next] をクリックします。
- プロジェクトの保存先を選択し、[Create] をクリックします。
これで、Login with Amazonの呼び出しに使用できる新しいプロジェクトが作成されました。
Login with Amazonライブラリをインストールする
iOS用のLogin with Amazon SDKをまだダウンロードしていない場合は、iOS用のLogin with Amazon SDKをインストールするを参照してください。
Login with AmazonプロジェクトはLoginWithAmazon.framework
ライブラリとSecurity.framework
ライブラリにリンクする必要があります。Login with Amazonヘッダーを検索するために、フレームワーク検索パスの構成も必要です。
- プロジェクトに [Frameworks] フォルダがない場合は、Xcodeのナビゲーターペインでプロジェクト名を右クリックし、[New Group] を選択します。
- 新規グループに「Frameworks」と名前を付けます。
- [Frameworks] フォルダを選択して、メインメニューの [File] を選択します。
- [Add Files to Project] を選択します。
- 表示されるダイアログで
[LoginWithAmazon.framework]
を選択し、[Add] をクリックします。Login with Amazon 1.0ライブラリを使用していた場合、[Frameworks] からlogin-with-amazon-sdk
ディレクトリとlogin-with-amazon-sdk.a
を削除します。メインメニューで [Edit]、[Delete] の順に選択します。 - プロジェクトナビゲーターで当該プロジェクトの名前を選択します。Xcodeワークスペースのエディターエリアにプロジェクトエディターが表示されます。
- [Targets] にある当該プロジェクト名をクリックし、[Build Phases] を選択します。[Link Binary with Libraries] を展開し、[+] 記号をクリックしてライブラリを追加します。
- 検索ボックスに「Security.framework」と入力します。[Security.framework] を選択して、[Add] をクリックします。
-
検索ボックスに「SafariServices.framework」と入力します。[SafariServices.framework] を選択して、[Add] をクリックします。
- [Build Settings] を選択します。[All] をクリックして、すべての設定を表示します。
-
[Search Paths] の [Framework Search Paths] に、
LoginWithAmazon.framework
ディレクトリがあることを確認します。次に例を示します。 - Login with Amazon 1.0ライブラリを使用していた場合は、プロジェクトをビルドする前に、ソースファイルの
#import "AIMobileLib.h"
、#import "AIAuthenticationDelegate.h"
、#import "AIError.h"
を単一の#import <LoginWithAmazon/LoginWithAmazon.h>
に置き換えます。LoginWithAmazon.h
行にはすべてのLogin with Amazonヘッダーが含まれています。さらに、[Header Search Paths] または [**Library Search Paths**] で1.0ライブラリパスのリファレンスをすべて削除できます。 - メインメニューで [Product]、[Build] の順に選択します。ビルドが完了します。
アプリのプロパティリストにAPIキーを追加する
iOSアプリをLogin with Amazonに登録すると、APIキーが割り当てられます。これは、Amazon Mobile LibraryがLogin with Amazon認可サービスでアプリを特定するために使用する識別子です。Amazon Mobile Libraryは、ランタイム時に、アプリの [Information Property List] にあるAPIKey
プロパティ値からこの値を読み込みます。
-
プロジェクトを開いてSupporting Filesフォルダを選択し、
<project>-Info.plist
ファイル(<project>
は当該プロジェクト名)を選択します。編集するプロパティリストが開きます。 - いずれのエントリも選択されていないことを確認します。メインメニューで [Editor] > [Add Item] の順に選択します。「APIKey」と入力し、Enterを押します。
- [Value] 列の下をダブルクリックして値を追加します。値としてAPIキーを貼り付けます。
アプリのプロパティリストにURLスキームを追加する
ユーザーがログインすると、Amazonのログインページが表示されます。アプリでログインの確認を受け取るには、ウェブページがアプリに戻ることができるようにURLスキームを追加する必要があります。URLスキームはamzn-<bundleID>
(例:amzn-com.example.app
)として宣言する必要があります。詳細については、developer.apple.comのUsing URL Schemes to Communicate with Apps(英語のみ)を参照してください。
-
プロジェクトを開いてSupporting Filesフォルダを選択し、
<project>-Info.plist
ファイル(<project>
は当該プロジェクト名)を選択します。編集するプロパティリストが開きます。 - いずれのエントリも選択されていないことを確認します。メインメニューで [Editor] > [Add Item] の順に選択します。[URL types] を入力または選択し、Enterを押します。
- [URL types] を展開して [Item 0] を表示します。[Item 0] を選択し、メインメニューで [Editor] > [Add Item] の順に選択します。[URL Identifier] を入力または選択して、Enterを押します。
- [URL Identifier] で [Item 0] を選択し、[Value] 列の下をダブルクリックして値を追加します。値はバンドルIDです。バンドルIDは、プロパティリストに [Bundle identifier] として記載されています。
- [URL types] で [Item 0] を選択し、メインメニューで [Editor] > [Add Item] の順に選択します。[URL Schemes] を入力または選択し、Enterを押します。
- [URL Schemes] で [Item 0] を選択し、[Value] 列の下をダブルクリックして値を追加します。この値は、バンドルIDの前に
amzn-
を付加したものです(例:amzn-com.example.app)。バンドルIDは、プロパティリストに [Bundle identifier] として記載されています。