ランチャーアイコンのガイドライン
- はじめに
- スケーリング
- アイコンのサイズと密度
- アイコンのファイル形式
- ランチャーアイコンに関するトラブルシューティング
- Fire OS 6デバイスの対応表
- Fire OS 5デバイスの対応表
- 旧Fire OSを搭載した従来のデバイスへの対応
はじめに
アプリのランチャーアイコン(「アプリアイコン」と呼ばれる場合もあります)は、ユーザーがアプリを起動するためにタップするアイコンです。Androidとの共通化のため、Fire OS 5以降、AmazonではAPKで提供されるアイコンを使用しています(以前のバージョンのFire OSとはこの点で異なります。以前のバージョンでは、ランチャーは、アプリの申請時に開発者ポータルにアップロードされたランチャーアイコンを使用していました)。
ランチャーアイコンは、次のガイドラインとトラブルシューティング手法を念頭に置いて作成してください。以下のセクションは、Fire OS 5およびFire OS 6に適用されます。
スケーリング
ランチャーでは、絶対に必要な場合を除いて、ランチャーアイコンをスケーリングできません。デバイスに鮮明で大きなアイコンを表示するために、ランチャーはデバイスよりも密度の高いアイコンを取得します。
アイコンのサイズと密度
アイコンのバージョンをそれぞれ次の寸法で作成し、APKに画像を含めます。ランチャーが見つけられるように、アイコンを適切なresフォルダに置きます。
汎用密度 | アイコンの寸法 | resフォルダ | 要求元 |
---|---|---|---|
xxhdpi | 144px × 144px | drawable-xxhdpi | xhdpiのAmazonデバイス |
xhdpi | 96px × 96px | drawable-xhdpi | tvdpi、hdpiのAmazonデバイス |
hdpi | 72px × 72px | drawable-hdpi | mdpiのAmazonデバイス |
アイコンのファイル形式
ランチャーアイコンの画像を24ビットのPNG形式で提供します。
ランチャーアイコンに関するトラブルシューティング
ランチャーアイコンが適切に表示されていない場合は、次のように対処してください。
問題: 間違ったアイコンが表示されている、またはアイコンがスケーリングされていて見栄えが悪い。
解決策: drawable-large-mdpiなどの構成のランチャーアイコンを提供する場合、Androidのリソース解決ルールによって、適切なフォルダではなくその構成に対応するフォルダからアイコンが選択されることがあります。
Androidのリソース解決アルゴリズムについては、こちらのAndroidドキュメントを参照してください。
ランチャーが正しいアイコンを選択できるように、このページの表にリストされているアイコンのみをリソースフォルダに入れてください。
問題: drawable-*
フォルダがビルド時のAPK最適化により削除された。
解決策: ツールによっては特定の密度に対応するAPKをビルドし、その他のドローワブルを削除します。たとえば、Amazonがxhdpiのデバイスでxxhdpiのアイコンファイルを使用する場合でも、ツールでdrawable-xxhdpiフォルダが削除されることがあります。この問題を回避するには、フォルダ名にdrawable-*
の代わりにmipmap-*
パターンを使用します。
- mipmap-hdpi: 72px
- mipmap-xhdpi: 96px
- mipmap-xxhdpi: 144px
Fire OS 6デバイスの対応表
次の表に示すデバイスはすべて、Android 7.1.2、APIレベル25をベースとするFire OS 6を実行またはFire OS 6の実行に対応しています。
デバイス | Fire OS 6のソース | 汎用密度 | 取得するランチャーアイコンの密度 |
---|---|---|---|
Fire 7(2019) | ストックOS | mdpi | hdpi |
Fire HD 8(2018) | ストックOS | hdpi | xhdpi |
Fire OS 5デバイスの対応表
次の表に示すデバイスはすべて、Android 5.1、APIレベル22をベースとするFire OS 5を実行またはFire OS 5の実行に対応しています。
デバイス | Fire OS 5のソース | 汎用密度 | 取得するランチャーアイコンの密度 |
---|---|---|---|
Fire HD 10(2017) | ストックOS | hdpi | xhdpi |
Fire HD 8(2017) | ストックOS | tvdpi | xhdpi |
Fire 7(2017) | ストックOS | mdpi | hdpi |
Fire HD 8(2016) | ストックOS | tvdpi | xhdpi |
Fire HD 10(2015) | ストックOS | mdpi | hdpi |
Fire HD 8(2015) | ストックOS | tvdpi | xhdpi |
Fire(2015) | ストックOS | mdpi | hdpi |
Fire HDX 8.9(2014) | OTAアップデート | xhdpi | xxhdpi |
Fire HD 7(2014) | OTAアップデート | hdpi | xhdpi |
Fire HD 6(2014) | OTAアップデート | hdpi | xhdpi |
旧Fire OSを搭載した従来のデバイスへの対応
次の表は、Amazonの従来のタブレットデバイスとこれらのデバイスに対応しているOSの一覧を示します。
デバイス | Fire OSのバージョン | 画面解像度 | 汎用密度 |
---|---|---|---|
Fire HD 7(2014) | Fire OS 4(Android 4.4.2ベース、APIレベル19)。Fire OS 5のOTAアップデートを適用可能。 | 1280px x 800px(720p「HD」解像度をサポート) | hdpi |
Kindle Fire HDX 8.9"(2013) | Fire OS 4(Android 4.4.2ベース、APIレベル19)(システム更新、2014年11月に使用可能)Fire OS 3(Android 4.2.2ベース、APIレベル17) | 2560px x 1600px(1080p「HD」解像度をサポート) | xhdpi |
Kindle Fire HDX 7"(2013) | Fire OS 4(Android 4.4.2ベース、APIレベル19)(システム更新、2014年11月に使用可能)Fire OS 3(Android 4.2.2ベース、APIレベル17) | 1920px x 1200px(1080p「HD」解像度をサポート) | xhdpi |
Kindle Fire HD 7"(2013) | Fire OS 4(Android 4.4.2ベース、APIレベル19)(システム更新、2014年11月に使用可能)Fire OS 3(Android 4.2.2ベース、APIレベル17) | 1280px x 800px(720p「HD」解像度をサポート) | hdpi |
Kindle Fire HD 8.9"(2012) | Android 4.0.3ベース、APIレベル15 | 1920px x 1200px(1080p「HD」解像度をサポート) | hdpi |
Kindle Fire HD 7"(2012) | Android 4.0.3ベース、APIレベル15 | 1280px x 800px(720p「HD」解像度をサポート) | hdpi |
Kindle Fire(第2世代) | Android 4.0.3ベース、APIレベル15 | 1024px × 600px | mdpi |
Kindle Fire(2011) | Android 2.3.3ベース、APIレベル10 | 1024px × 600px | mdpi |