ADMリリースノート
リリースノート
Amazon Device Messaging(ADM)に次のアップデートが行われました。
日付 | 説明 |
---|---|
2023年1月4日 | トピックベースのメッセージングとグループベースのメッセージングがリリースされました。詳細: TBM | GBM |
2022年5月31日 | プッシュ通知機能が公式にリリースされました。詳細については、ADMメッセージのタイプを参照してください。 |
2022年3月18日 | プッシュ通知機能のベータ版がリリースされました。詳細 |
2021年10月26日 | テスト通知コンソールが追加されました。詳細 |
2020年9月25日 | Fire OS 7で優先度の高いメッセージの送信がサポートされるようになりました。詳細 |
2019年12月13日 | Fire OS 7で発生するクラッシュに対応するための修正が行われました。詳細 |
リリースの詳細
このセクションでは、ADMのリリースについて詳しく説明します。
2023年1月4日 - トピックベースとグループベースのメッセージング
グループベースのメッセージング(GBM)とトピックベースのメッセージング(TBM)のサポートがADMに追加されました。GBM APIを使用すると、単一のAPI呼び出しでデバイスのグループにメッセージを送信できます。TBM APIを使用すると、ユーザーが特定のトピックに関する通知を受信するよう選択した複数のデバイスにメッセージを送信できます。
2022年3月18日 - プッシュ通知
Amazon Device Messaging(ADM)では、プッシュ通知(メッセージ)を使用して、アプリに関するメッセージをユーザーのデバイスに表示することができます。ADMメッセージを使用するには、まずアプリにADMを統合する必要があります。詳細については、ADMメッセージのタイプを参照してください。
2021年10月26日 - テスト通知
テスト通知を作成して、対象デバイスに送信できるようになりました。詳細については、アプリの統合方法を参照してください。
2020年9月25日 - 優先度の高いメッセージ(Fire OS 7)
優先度の高いメッセージの送信をサポートできるよう、ADMがアップデートされました。デバイスがDozeモードの場合でも、ADMは優先度の高いメッセージの配信を試みます。デバイス側で変更を加える必要はありません。新バージョンのADMを実行するデバイスでは、優先度が「normal」(通常)と「high」(高)のメッセージがサポートされます。メッセージリクエストの本文にpriority(優先度)パラメーターを追加するには、ADMに変更を加える必要があります。デフォルトでのメッセージの優先度は「normal」に設定されています。 アプリが1日に受信できる優先度「high」のメッセージの数は、アプリスタンバイバケットに基づいて制限されます。この上限に達すると、優先度が「high」のメッセージは優先度が「normal」のメッセージに変換されます。
アプリスタンバイバケット | 優先度「high」のメッセージ |
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アクティブ | 制限なし |
ワーキングセット | 制限なし |
高頻度 | 1日あたり10件 |
低頻度 | 1日あたり5件 |
2019年12月13日 - クラッシュへの対応(Fire OS 7)
ADM SDKがバージョン1.1.0にアップデートされました。ADM SDKはこちらからダウンロードできます。このアップデートでは、Fire HD 10(2019)などのFire OS 7において、プッシュ通知の送信時にアプリがバックグラウンドでクラッシュする問題が修正されています。
以前のリリースでは、ADMはIntentService
を使用して、バックグラウンドで実行中のクライアントアプリにメッセージを送信していました。Fire OS 7では、IntentService
はAndroid 8.0(APIレベル26)で課されるすべてのバックグラウンド実行制限の対象となります。たとえば、Androidドキュメントのバックグラウンドサービスの制限事項によれば、以下のような制限があります。
IntentService
はサービスであるため、バックグラウンドサービスに対する新しい制限事項の対象になります。そのため、IntentService
に依存する多くのアプリは、Android 8.0以降を対象にすると正常に動作しません。こうした理由から、Androidサポートライブラリ26.0.0に新しいJobIntentService
クラスが導入されました。このクラスはIntentService
と同じ機能を提供しますが、Android 8.0以降で実行されるときにサービスではなくジョブを使用します。
アプリがバックグラウンドで実行中にADMメッセージを受信できるようにするには、JobIntentService
を使用する必要があります。この新しいクラスは、Android 8.0以降で実行される場合、サービスの代わりにジョブを使用します。
ADMMessageHandlerJobBase
は、JobIntentService
を使用してバックグラウンドでメッセージを配信する新しいクラスです。これまでのADMMessageHandlerBase
に置き換えて、このクラスを使用してください。ADMとやり取りを行うアプリを作成する場合は、ハンドラーでADMMessageHandlerJobBase
を拡張する必要があります。実装例については、登録とメッセージの処理を実装するを参照してください。また、リリースの一環として更新されたAmazon Device Messaging(ADM)のセットアップ方法およびアプリのマニフェストを更新するも参照してください。