開発者コンソール

Android 14 TVデバイスでのテスト

Android 14 TVデバイスでのテスト

ライブデバイスインタラクションを使用すると、Android 14 TVデバイスでアプリの機能をテストできます。これには次のシナリオが含まれます。

  • APKをサイドロードしてテストし、インストール時とアンインストール時のアプリの動作を確認する
  • インストールし、起動して、終了する
  • アプリ内のサインイン画面やサインアップ画面に移動する
  • Amazonアプリストアのコンテンツを閲覧する
  • ダウンロードした公開中のアプリでアプリ内課金を実行する
  • バーチャルリモコンを使用してアプリの操作と制御を行う

また、スクリーンショットの撮影、ビデオの録画、ログのダウンロードを行ったり、Android Debug Bridge(adb)コマンドを送信したりすることもできます。

デバイスにアクセス

Amazonアプリストア品質管理セントラルのライブデバイスインタラクションでは、仮想デバイスファームにリモートアクセスして、実際のシナリオを評価できます。

Amazonアプリストア品質管理セントラルでAndroid 14 TVデバイスにアクセスするには

  1. 開発者コンソールのダッシュボードに移動してログインします。
  2. 上部のナビゲーションバーから、[アプリ&サービス] > [Amazonアプリストア品質管理セントラル] の順にクリックします。
  3. [Test your apps on Android 14 TV devices] セクションで、[開始する] をクリックします。
Android 14 TVデバイスへのアクセスに関する注意事項

画面上部の [ライブデバイスインタラクション] タブではなく、必ず [Amazonアプリストア品質管理セントラル] のホーム画面のAndroid 14 TVデバイスに関するセクションから [開始する] をクリックしてください。ライブデバイスインタラクションの開発者プレビューに参加している場合、[ライブデバイスインタラクション] タブを直接クリックすると、Android 14 TVデバイスを含まない標準エクスペリエンスが起動します。
[ライブデバイスインタラクション] をクリックしないでください。[Test your app on Android 14 TV devices] セクションの [開始する] をクリックします。

開発者契約

[開始する] をクリックすると、Amazonアプリストア品質管理セントラルに開発者利用規約とデバイス取り扱いガイドラインが表示されます。画面上の契約書を読み、準備ができたら、[同意して次へ] をクリックします。同意すると、リリースされていないバージョンのハードウェアやソフトウェア(「試作品」)にアクセスできます。試作品は、「ベータ版」としてユーザーに提供される機密情報であり、Program Materials License Agreementで規定される制限プログラム素材です。開発者、開発会社、開発会社のスタッフは、開発者利用規約とデバイス取り扱いガイドラインに記載されている追加の制限事項を遵守しなければなりません。

デバイスへのリモート接続

Android 14 TVデバイスにアクセスすると、[デバイス] タブと [Details] タブが表示されます。

  • [デバイス] タブに、リモートで操作できる使用可能なデバイスが表示されます。

  • [Details] タブには、モデルやOSのバージョンなど、使用可能なデバイスの詳細が表示されます。また、使用可能なデバイスの数と、使用中のデバイスの数も確認できます。

特定のデバイスに接続するには

  1. [デバイス] タブで、リモートセッションを開始するデバイスの画像をクリックします。または、[Details] タブで、操作する対象デバイスの [Use] をクリックします。
  2. デバイスに接続したら、Amazonアカウントでサインインします。
リモートのFireデバイスの画面。Amazonアカウントでサインインします。リモートデバイスを制御するためのバーチャルFire TVリモコン。
ライブデバイスの [Control] タブ

デバイスに接続すると、次のいずれかのアクションを選択して実行できます。

  • [Remote] タブで、バーチャルリモコンにアクセスしてFire TVを操作します。
  • [Dashboard] タブの [App Upload] セクションで、ローカルデバイスからアプリバイナリをアップロードします。
  • [Dashboard] タブの [Shell] セクションで、adbコマンドを入力します。
  • [Screen] タブで、スクリーンショットとビデオを撮影します。セッションを終了する前に、スクリーンショットとビデオをすべてダウンロードしてください。
  • [Logs] タブで、デバッグまたは検証用のログを生成します。
  • Amazonアプリストアに移動し、公開中のアプリをダウンロードします。

リモートデバイスにアクセスする場合、バーチャルリモコン、キーボード、キーボードタッチパッドを使用して操作できます。Fire TVの場合、最適なエクスペリエンスを実現するにはバーチャルリモコンを使用してください。

次の画像は、キーボードとFire TVリモコンの対応を示しています。

説明テキストを参照してください。

説明

  • D-Padナビゲーション: キーボードの左、右、上、下の矢印キーを使用します。
  • ホームボタン: [Remote] タブにあるバーチャルリモコンのホームボタンアイコンを使用します。
  • D-Padの選択ボタン: キーボードのEnterキーを使用します。
  • 戻るボタン: [Remote] タブにあるバーチャルリモコンの戻るボタンアイコンを使用します。
  • ビデオストリーミングコントロールを使用する場合は、ビデオ画面をクリックしてシークバーをアクティブにします。次に、右矢印キーを使用して早送り、左矢印キーを使用して早戻し、スペースバーを使用して再生または一時停止します。

ガイドライン

ライブデバイスインタラクションを最大限に活用するには、次のガイドラインを使用してください。

推奨事項

  • 良好な速度と帯域幅(100Mbps以上)で安定したインターネット接続を利用する。
  • Fire TVを使用する前に、Amazonアカウントにサインインする。
  • デバイス登録時に有効になったデバイスPINを保存する。
  • リモートセッションまたはウィンドウを閉じる前に、ログ、記録、その他の生成データを保存する。

禁止事項

  • デバイスを15分以上アイドル状態のままにする。デバイスをアイドル状態のままにしておくと、デバイスが切断される可能性があります。
  • 画質やリフレッシュレートを変更したり、複数のクリックを同時に実行する。このようなアクションは遅延の原因になる可能性があります。

ライブデバイスインタラクションに関するよくある質問(FAQ)

ライブデバイスインタラクションに関するよくある質問(FAQ)は次のとおりです。

全般的な使用方法

Q: adbコマンドを実行するにはどうすればいいですか?
デバイスのリモートセッションで、[Dashboard] タブをクリックし、[Shell] セクションに移動してコマンドを渡します。たとえば、画面サイズをリセットするには、wm size resetコマンドを入力します。
Q: リモートデバイスを自分のアカウントに登録する必要がありますか?
はい。最適な状況で利用するには、予約後にデバイスを登録してください。デバイスを登録しないと、一部の機能が最適に動作しない可能性があります。
Q: アーティファクトは自動的に保存されますか?
いいえ。セッションを閉じる前に、スクリーンショット、ビデオ、ログを手動で保存してダウンロードする必要があります。セッションを閉じた場合、またはセッションがタイムアウトした場合、保存されていないアーティファクトは失われます。
Q: 未公開のAPKをサイドロードしてテストする方法を教えてください。
[Dashboard] タブに移動します。[App Upload] セクションで、ローカルデバイスからAPKファイルをアップロードしてテストすることができます。
Q: デバイスへのアクセスに時間制限はありますか?
デバイスにアクセスして操作できる時間は最大60分です。この時間内に、スクリーンショット、ビデオ、ログなど、関連するアーティファクトをすべてキャプチャして保存してください。60分のセッションが終了すると、デバイスは自動的に切断されます。セッションの終了後に追加のアクセスが必要な場合は、新しいセッションを開始する必要があります。
Q: セッションを終了するにはどうすればいいですか?
実行中のリモートセッションを終了するには、[使用停止] ボタン(デバイスビューの上部にある [x])をクリックするか、ウィンドウを閉じます。

利用可能な機能

Q: 仮想デバイスではどのような種類のテストを実行できますか?
実行できるテストは次のとおりです。
  • アプリをダウンロードする
  • アウトオブボックスエクスペリエンス(OOBE)コンテンツウィザードからアプリをインストールする
  • Amazonアプリストアからアプリをインストールする
  • ダウンロードした公開中のアプリで定期購入やその他のアプリ内課金を実行する

次のアクションも実行できます。

  • 仮想リモコンでアプリを操作および制御する
  • APKをサイドロードし、インストール時とアンインストール時のアプリの動作を確認する
  • デバイスログにアクセスしてアプリをデバッグする
  • 文書化や分析のために画面を記録したり、スクリーンショットをキャプチャしたりする
Q: ライブデバイスインタラクションでは、現在どのWi-Fiネットワークを利用できますか?

Wi-Fiネットワークは自動的に設定されます。問題が発生した場合はダッシュボードタブからVirtWiFiを選択して、手動で接続できます。

Q: 物理デバイスの代わりにライブデバイスインタラクションでデバイスを使用する場合、テスト上の制限はありますか?
はい。現在、次の機能は完全にはサポートされません。
  • オーディオ機能
  • サイドロードしたアプリでのアプリ内課金(IAP)のテスト - ダウンロードしたアプリの公開中のバージョンまたはライブアプリテスト(LAT)バージョンでのみテストできます。
  • 物理的なリモコンと外部周辺機器(ゲームコントローラーやヘッドホンなど)
  • DRMで保護されたアプリでのビデオ再生 - 再生しようとしてもビデオは表示されません。ただし、DRMで保護されていないアプリではビデオ再生がサポートされます。
  • スマートフォンまたはノートパソコンによるアプリのコンテンツのキャスト
  • Bluetooth
  • カメラ

トラブルシューティング

Q: セッションの期限切れやタイムアウト画面が表示された場合はどうなりますか?
セッションが期限切れやタイムアウトになったり、接続が失われたりした場合は、問題を解決するためにブラウザを更新してみてください。問題が解決しない場合は、Amazon開発者サポートにお問い合わせください。
Q: 追加のサポートが必要な場合はどうすればいいですか?
デバイスが切断されたり、先に進めなかったり、その他の問題が発生したりした場合は、Amazon開発者サポートにお問い合わせください。リクエストには、問題の説明、デバイスのリリースモデル、タイムスタンプを含めてください。

Last updated: 2025年1月28日