ご存知かもしれませんが、新しいアプリ健全性インサイトダッシュボードでは、技術的なレベルでのアプリのパフォーマンスを確認できます。では、ビジネスレベルでのアプリのパフォーマンスを確認できる新しいダッシュボードがあることはご存じですか?
それがアプリの統計データレポートです。
アプリの統計データレポートは、開発者コンソールの [レポート] セクションに、売上レポートや収益と支払いレポートと共に表示されます。
ユーザー獲得レポートには、アプリの新規インストール数の詳細が表示されます。売上レポートと似ていますが、より詳しい情報を確認できます。
エンゲージメントレポートには、ユーザーによるアプリの利用状況の詳細が表示されます。
では、これらのレポートについて詳しく見ていきましょう。まずはユーザー獲得レポートです。
ユーザー獲得レポートは、基本的にインストールレポートです。現在、このレポートを利用できるのはFire TV対応アプリのみですが、今後はFireタブレット対応アプリでも利用できるようになる予定です。
[ユーザー獲得] ページ最初のボックスは、[1日のインストール数(ユニーク)] です。ここには、特定の日にアプリをインストールしたユニークユーザーの数が表示されます。つまり、あるユーザーが同じ日にアプリを複数回インストールした場合は1件としてカウントされます。
2番目のボックスは、[1日のインストールイベント数] です。1番目のボックスと似ていますが、同じユーザーがアプリを複数回インストールした場合、その回数がすべてカウントされます。
最後のボックスは [現在のユーザーインストール数] です。ここには、各自のデバイスに既にアプリをインストールしているユーザーの数が表示されます。
その下には [レポートの設定] があります。ここでは、上記3種類のレポートの長期間のデータを確認できます。
画面を下にスクロールすると、[マーケットプレイス別データ] と [デバイスタイプ別データ] があります。
[マーケットプレイス別データ] には、アプリのインストール数が国/地域別に表示されます。
[デバイスタイプ別データ] には、アプリのインストール数がデバイスタイプ別に表示されます。現在、ユーザー獲得レポートを利用できるのはFire TV対応アプリのみですが、今年後半にはFireタブレット対応アプリの情報も取得できるようになる予定です。
エンゲージメントレポートでは、ユーザーがアプリをどの程度使用しているかを確認できます。これらのレポートは、Fireタブレット対応アプリとFire TV対応アプリの両方で利用できます。
このページの最初の3つのボックス([1日のアクティブユーザー数(DAU)]、[1週間のアクティブユーザー数(WAU)]、[1か月のアクティブユーザー数(MAU)])には、アクティブユーザー数に関するデータが表示されます。これらのレポートを使用して、アプリを定期的に使用しているユーザーの数を追跡できます。
その下には粘着率レポートがあります。
DAU/MAU比率は、1か月のユーザー数に対する1日のユーザー数の比率を表します。たとえば、この値が15%の場合、アプリの月間ユーザー数が100人であるのに対し、1日のユーザー数は15人であることを意味しています。
WAU/MAU比率も同様ですが、ここでは、1か月のユーザー数に対する1週間のユーザー数の比率を表します。
ユーザー獲得レポートの場合と同様、[レポートの設定] を使用すると、上記のレポートについてさらに詳しい情報を確認できます。
また、これもユーザー獲得レポートと同様ですが、画面を下にスクロースすると、[マーケットプレイス別データ] と [デバイスタイプ別データ] のセクションがあります。
新しいレポートに関するご意見やご要望をAmazonアプリストアのコミュニティスペース(英語のみ)でお知らせください。 今後、これらのレポートを利用できるデバイスを増やし、新しい機能も追加していく予定です。引き続き、Amazonアプリストア開発者ブログとニュースレターで最新情報をご確認ください。